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肉(鶏肉、牛肉、豚肉)には糖質がどれくらい含まれているのか

 

 肉にも少量ですが肉にも糖質が含まれています。以下の部位別の糖質は100g当たりで計算しています(食材100g当たりの糖質が5g以下が低糖質とみなされます)。

牛肩ロース肉      0.2g
牛ばら肉             0.2g
牛肩肉                 0.4g
牛サーロイン肉   0.4g
牛もも肉              0.4g
牛ひき肉              0.5g
牛ヒレ肉              0.6g
牛肝臓(レバー)     3.7g

鶏ささみ          0g
鶏手羽肉          0g
鶏もも肉          0g
鶏ひき肉          0g
鶏胸肉             0g

 

豚ひき肉             0g
豚肩ロース肉      0.1g
豚ばら肉             0.1g
豚肩肉                0.2g
豚ヒレ肉             0.2g
豚もも肉             0.2g
豚ロース肉         0.2g
豚肝臓(レバー)   2.5g

 ご覧の通り、肉の糖質は少ないですので、糖質制限食を実践している人は気にしないで食べても大丈夫です。レバーだけは多少糖質が多いですが(肉ではなく肝臓ですが)、大量に食べるわけではないので問題ありません(レバーはプリン体が多いので、痛風の方は要注意痛風になりやすい食べ物、なりにくい食べ物」)。

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私が鶏肉中心である理由

 私は主に鶏の胸肉ともも肉を中心に食べていますが、それはなぜなのか。それは糖質が0gだからではなく、WHOが鶏肉以外の肉を食べると癌になるリスクが大きくなると発表したからです(参考記事「ハム、ソーセージを食べると大腸癌になるとWHOが警告」)。

 このWHOの見解に対して反対している医師もいて、この人は「癌の原因は肉ではなく、食後血糖値が上がりすぎるせいだ」と言っています。お米やパンをたくさん食べている人は食後血糖値が高くなり、インスリンの分泌も多くなります。このインスリンが癌細胞を増殖させるという訳です。

 国立がん研究センターの研究では以下の図を見て分かるように大腸癌とインスリンの関係性が認められていますので、一概に肉だけが癌の原因ではないことは事実です。

2016-06-21_112013

C-ペプタイド:
体内でインスリンを生成する過程で生じる副産物で、血中や尿中のC-ペプタイド測定は、インスリン測定の代用となる。

男性では、C‐ペプタイドの値の最も高いグループの大腸がんリスクは、最も低いグループの3.2倍で、値の高いグループほどリスクがだんだん高くなる関連がみられました。女性では、関連がみられませんでした(図1)。

国立がん研究センターのホームページより引用

 以上のような情報を思案した結果、私は肉を食べる場合には鶏肉を中心に食べようと決めています。

 私も肉の種類よりも血糖値が癌の発生に影響を及ぼしていると考えていますが、私は緩い糖質制限食を食べているので最高で140gの糖質は摂ります。一番厳しい糖質制限食の1日60gと比べると倍以上の糖質を摂っていることになり、食後血糖値もそれなりに上がります。ですので、多少の不安があり、それならばWHOが安全宣言している鶏肉を食べようという結論になりました。

 また私は肉の調理方法にもこだわっていて、焼くより湯がく方が多いです。なぜなら、焼くと終末糖化産物という有害な物質が発生することが分かっているからです(参考記事「糖質を摂りすぎると老化(老ける)が進む?」)。

 終末糖化産物が血管に溜まると動脈硬化になりやすくなり、脳梗塞などの病気に繋がります(それだけではなく、シワなどの原因にもなり、老ける)。ですので、肉の種類だけではなく調理法にも気をつけてください。

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