この記事は30代の女性に書いていただきました。
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◆「世界ふしぎ発見!」からケトン体とココナッツオイルのアイディアをゲット
私が真剣にダイエットを始めようと思ったきっかけは「妹の結婚式」でした。昔は42キロくらいしかなかった私の体重はその頃は50キロまでに膨れ上がり(身長は153㎝)、情けないことに妹や母から「妹の為にちょっと痩せておいてよ」とお願いされるようになってしまったのです。
50キロになるまで、私がダイエットをしていなかったのかというと、そうではありません。ヨガ・クロスフィット・水泳・自宅でトランポリンなどなど色々試してみたものの、どれも全く効果はありませんでした。
そこで目をつけたのが「糖質制限ダイエット」でした。とにかく日本で流行している・痩せることに成功した人が多いということで、チャレンジしてみることにしたのです。
スマホを片手に何がいいのか調べていくと、すぐに辿り着いたのが「MCTオイル」でした。確か、きっかけはテレビ番組「世界ふしぎ発見!」のココナッツオイルでダイエットに挑戦するという番組を見てからです。
番組では糖質制限をしながらこのココナッツオイルを飲むと、それまで「糖質」をエネルギー源としていた体は「脂肪」をエネルギーとするようになりケトン体という物質を作り出すようになってくれると紹介していました。
ココナッツオイルとは何かというと、中鎖脂肪酸を約60%含む油です。糖質制限で糖質の足りない体にこの中鎖脂肪酸を取り入れると、体が糖質を使い切った時点から、体に蓄積された脂肪を燃やし始めてくれるというのです。
この時は正直言って半信半疑でした。「油を飲んで本当に痩せられるのか?」最初は油を飲めばもっと太ってしまうんじゃないかということがとても怖かったのを覚えています。
◆「北〇達〇さん」という日本のボディビルダーからMCTオイルのアイディアをゲット
私はこのココナッツオイルを買おうとしましたが、どうしても油を飲むことに抵抗があり、「もうちょっと中鎖脂肪酸について調べてみよう」ということで、またスマホを片手に検索を始めました。
すると、北〇達〇さんという日本のボディビルダーのサイトに辿り着いたのです。彼はココナッツオイルではなく中鎖脂肪酸が100%含有されている「MCTオイル」というものを紹介していました。
「ココナッツオイルは中鎖脂肪酸が60%、MCTオイルなら100%、だったらMCTオイルの方がいいじゃないか!?」私はこの発見でモチベーションが上がり、検索した様々な情報を組み合わせて、以下の糖質制限を実行することにしたのです。
私が本当に成功した糖質制限メニュー
①1日4食、1回の糖質量が5gを超えないようにすること(1日20g以内)
②カロリーは気にしなくていい
③タンパク質は必ずとること
④3時間ごとにMCTオイルを5g程度摂取すること
ということでスタートしました。
私は早速この内容で毎日忠実に糖質制限ダイエットに取り組み始めるのです。
◆最初の3日間が死ぬほどきつかった!でもMCTオイルで空腹は本当に防げた!!
私の糖質制限では、糖質量さえ守れば何でも食べることができます。しかし毎食「5g」という糖質量は思っている以上にごくわずかな量しかありませんでした。
実際に私が食べていたメニュー、1週間分をご紹介します。
[月曜日]
朝 ゆで卵、鳥の胸肉
昼 ゆで卵、さば缶
夜 ゆで卵、牛肉200g
間食 ゆで卵
[火曜日]
朝 ゆで卵、鳥のささみ
昼 ゆで卵、ツナ缶
夜 ゆで卵、鳥のもも肉
間食 ゆで卵
[水曜日]
朝 スクランブルエッグ、豚のステーキ
昼 ゆで卵、まぐろのお刺身
夜 ゆで卵、牛肉200g
間食 なし
[木曜日]
朝 スクランブルエッグ、豚のステーキ
昼 ゆで卵、鳥の胸肉、きゅうり薄切り5枚
夜 ゆで卵、ツナ缶、きゅうり薄切り5枚
間食 なし
[金曜日]
朝 きゅうり薄切り5枚、豚のステーキ
昼 きゅうり薄切り5枚、サバの塩焼き
夜 ゆで卵、まぐろのお刺身
間食 なし
[土曜日]
朝 ゆで卵、鳥の胸肉
昼 ゆで卵、さば缶
夜 ゆで卵、牛肉100g
間食 なし
[日曜日]
朝 きゅうり薄切り5枚、豚のステーキ
昼 きゅうり薄切り5枚、サバの塩焼き
夜 ゆで卵、鳥のささみ
間食 なし
※MCTオイルコーヒーは500mlのペットボトルにインスタントコーヒーとMCTオイルを大さじ4杯入れたものをシェイクして飲みます。これを毎日1本、3時間ごとに分けて飲み切ります。
※ゆで卵の数は食べたいだけ食べていいルールにしていましたが、基本は1個のみ、3日目以降は気持ちが悪くてそれ以上は食べることができませんでした。
※鳥の胸肉・ささみ・もも肉・牛肉・豚のステーキ・サバの塩焼きは全て、塩とオリーブオイルだけで調理しています。
※ゆで卵やきゅうりの薄切りには小さじ1程度のマヨネーズをかける時がありました。
食べられるものといえば、卵・肉・魚なのですが、問題はその味付けです。卵・肉・魚自体の糖質量は卵が1個あたり0.2g、肉は牛肉0.1~0.6g、豚肉が0.1~0.3g、鶏肉はほとんどが0g、サバの水煮缶・ツナ缶が0.2gなので、問題ないのですが、マヨネーズ以外のほとんどの調味料には糖質が含まれていたのです。
ケチャップ・わさび・ほんだし・ノンオイルドレッシング・醤油・ソース・オイスターソース・焼肉ソースなどを少しでも使用すると、糖質量がすぐに5gを超えてしまいます。つまり調味料は塩かマヨネーズ以外はほとんど使うことができなかったのです。
ご飯・パン・麺類はもちろんのこと、オレンジジュースなどのジュース類、そしていかなる果物も食べることができませんでした。野菜も糖質5g以下となれば、えのきだって一束食べることができません。豆腐や納豆も半分の量にしないといけないですし、とにかく至る所に糖質は隠れていたのです。
最初の3日間は口の中が油だらけのような気がして次第に気持ちが悪くなり、それと同時に頭痛まで始まる始末でした。「一口でいいからオレンジジュースが飲みたい」私は普段欲しないものも、喉から手が出る程欲していたのです。
普段の生活の中で糖質を良く食べていた人が糖質制限をすると、最初の3日間は死ぬほどきついものがあると思います。しかしこれを乗り越えると、不思議とお腹が空かなくなっていき、体重も多い時で1日に0.5キロも痩せることに成功するはずです。
私は最初の2週間で3キロのダイエットに成功、その後も糖質制限+MCTオイルを続け、合計1か月で6キロのダイエットに成功することができました。
[編集後記]
以上のダイエットはMEC食と言われる肉、卵、チーズのみの糖質制限に近いですが、やはり野菜や海藻、大豆などバランスよく食べた方がいいです。余りにも偏ってしまうと便秘になる可能性が出てくるからです。便秘になってしまってはダイエットは失敗です。
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