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糖質制限ダイエットを成功させるための思考法について

 

 今回は糖質制限ダイエットを成功させるための思考法についてお話します。糖質制限ダイエットに限らず、ダイエットが続かない原因は何だと思いますか?

 それは「習慣をデザインできていないから」です。

 ダイエットでも受験勉強でも何でもそうですが、やり始めが一番エネルギーを使うわけです。例えば電気でも車でもそうですが、起電する時が一番燃料を使いますので、下手に何回も点けたり消したり、走ったり止まったりするとそれだけエネルギーを消費するのです。糖質制限ダイエットで言えば「今日も糖質抜くのか、嫌だな」という感情が起電と同じですので、一番エネルギーを消費するのです。これを1日3回の食事の間にずっと考えるわけですので、そりゃ続きませんよね。心のエネルギーが燃料不足になっている訳ですから。

 ですので、コツは「少しずつでもいいから習慣化していくこと」=「ゆっくりでもいいから止まらないで進むこと」です。糖質制限であれば例えば「お砂糖で味付けをしない」ところからスタートをして、成功体験を積んでいくことです。次は「ソースから醤油へ味付けを変える」、そして「朝食のお米だけを茶碗半分にする」…というように最小限の成功体験を増やしていくのです。ここまで1か月くらいかけてもいいと思います。そうすることで徐々に「糖質制限」という習慣をデザインできるようになります。これが「習慣をデザインする」ということです。習慣化できれば「車で言えばゆっくり走っている状態」になりますので、エネルギーの消費が少なくなります。

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習慣をデザインするには未来のストーリーを作ること

 「習慣をデザインすることの重要性は分かったよ。でも、いくら習慣化しろと言われてもできないものはできない」

 こんな疑問が出てくることでしょう。でも、習慣をデザインできない原因は「未来のストーリーを持っていないから」です。ダイエットをする目的は大抵が「痩せること」ですが、これでは短絡的すぎて続くわけがありません。

 例えば自分が主人公の小説に「私は少し太っているので、なんとなく痩せたくてダイエットを頑張っています」と書いてあったとします。でも、そんなストーリーでは面白くないですし、基準は「現在」になっています。皆さん、「今すぐに痩せたい」と思っているから失敗するのです。

 そうではなくて、もっと「未来のストーリーをもとにダイエットを行うこと」です。「糖質制限に関する未来のストーリー」は例えば「私は20代の女子。私の親族は皆糖尿病です。そうです、糖尿病の家計なんです。私はまだ糖尿病になっていませんが、このままいけば間違いなくそうなるでしょう。でも将来結婚して、子供が欲しいのです。糖尿病になってから妊娠すると胎児の命も危険にさらします。未来の子供には元気な体で生まれてほしい。そのためには今、糖質を制限して健康な体を維持するしかないのです」みたいな話です。

 未来に基準を持っていくと自然と優先順位が変わります。今までは「付き合いだから、一緒に何でも食べよう」だったのが、「未来のこと(まだ見ぬ子供)を考えるとここは少し制限しよう」へと優先順位が変わります。

 これは受験勉強でも同じです。例えばいい大学に入って、そして大企業に就職し、将来は起業する。という未来のストーリーを作れる人と、ただ単に「いい大学に入る」ではどちらがやる気が出ますか?私は前者です。「いい大学に入る」はダイエット言えば「ただ痩せたい」と同じです。これではストーリー的に面白くないですよね?

 ですので、糖質制限でも何でもいいので、ダイエットを始める際には「魅力的な未来のストーリー」を作るところから始めることをお勧めします。人によっては「お金持ちと結婚するため」(笑)だったり、「あるブランドの服をかっこよく着たい」など色々ストーリーは違いますが、自分にとって魅力的なストーリーを描いてください。

 私の友達は「ポールスミスの服をかっこよく着て、合コンに行く」というストーリーを作って糖質制限ダイエットをしていました。痩せた後に合わせたサイズのポールスミスジャケットを買って、いつでも見られる位置に飾っています。ここまでしっかりしたストーリーを作れば成功しないわけがありません。私が糖質制限のやり方を教えたのですが、見事に3か月で4kg痩せました。

 今回は少し難しいお話ですが、大事なことですので、よく理解をしてください。

[参考記事]
「糖質制限食(低炭水化物食)における糖質1日の必要量」

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