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糖質制限用アイスとして認定されている「SUNAO」を買ってきた

 

 糖質制限をするとアイスを全く食べられないと思っている人が多いですが、そんなことはありません。確かに昔であれば無理だったでしょう。しかし今は糖質制限用のアイスも多数あります。そのほとんどが通販でしか買えない商品ですが、今回紹介する「SUNAO」はコンビニやドラッグストアで買えます。

「SUNAO」は糖質制限用のアイスとして作られているのですが、その証拠に「ロカボマーク」があります(下の写真参考)。このロカボマークがある商品は糖質制限用に作られています。

 ロカボマークは糖質制限で有名な山田悟医師が作った団体が管理していますので、私は正直商売の匂いがして好きではありません。もう一人の糖質制限で有名な江部康二先生も糖質制限の通販サイトを持っているので、「儲けるために糖質制限を広めているの?」と言われてしまう原因になります。

 このアイスの糖質量を見てみると9.9gです。山田悟先生の糖質制限の基準値は以下の通りですが、オヤツに10gくらいの糖質を摂っていいことになっています。ですので、この商品もこの基準に合わせているのです。

[山田悟先生の糖質制限食の基準]
〇3食の食事で糖質60gから120g、オヤツで10g
合計70gから130g

 味の感想ですが、その辺によくある最中アイスと一緒ですので、特別な味がするわけではありません。糖質量の少なさは味に影響していません。このアイスは砂糖の代わりに人工甘味料を使っているので少しの量で既存のアイスと同じ味を実現できるのです。どの人工甘味料も砂糖の数百倍も甘いです。

 人工甘味料の血糖値に与える影響ですが、「全く影響はありません」というのが公式の見解です。しかし、独立行政法人 畜産産業振興機構によると人工甘味料により血糖値に関係なくインスリンが分泌される可能性があるそうです。通常は血糖値が上がるとインスリンが分泌されますが、血糖値は上がらなくてもインスリンだけが分泌されるのであれば、これは悪い影響の方が大きくなります。

 一番の影響はインスリンを分泌する膵臓に大きな負担を及ぼすことです。人工甘味料を摂っている人は糖尿病罹患者が多いという研究もあり、この膵臓の負担と関係があるかもしれません。膵臓に大きな負担がかかるとインスリンの分泌能力が衰え、血糖値が高いまま留まることになります。

[人工甘味料の糖代謝への影響が考えられるメカニズム]

 最近では、味覚を感じる細胞が舌だけでなく腸管に存在することも明らかになり、腸管で甘味を感じると、腸から分泌されるインクレチンというホルモンがインスリン分泌を促進したり、腸からの糖の吸収が促進されたりすることが報告され、腸管での味覚刺激が糖代謝に影響する可能性も考えられている。

2003年のダイエット清涼飲料水の摂取量と糖尿病発症との関連を検討すると、ダイエット清涼飲料水を週に1カップ(237ミリリットル)以上飲む人は、飲まない人と比べて糖尿病発症の危険が1.7倍高かった

独立行政法人 畜産産業振興機構より引用

 この「SUNAO」は1つだけではなく、色々な種類のアイスがあります。今回はもう一つ買ってきたので、ついでに紹介しましょう。下の写真は「ラムレーズン味」ですが、大きさはハーゲンダッツの小さいカップと同じくらいです。

 ラムレーズン味の糖質量は8.3gですので、先ほどの最中アイスよりも少ないです。先ほどのアイスにも共通することですが、食物繊維がすごく多いです。ラムレーズン味には1カップに11.9gも入っています。成人が1日に必要な食物繊維の量は20g程度ですので、このアイスだけで約半分も摂れてしまうのです。

 以上ですが、ダイエット目的で糖質制限をする場合には上手くこのような商品を取り入れ、挫折することがないようにするのもいいですよ。

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