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1日550gという異常な糖質量を糖質制限で減らす。体重13キロ減

 

この記事は30代の女性に書いていただきました。

……..

 私は30代の女性ですが、会社員をしています。大学卒業まで身長170センチ 体重60キロをずっとキープしていたのですが、その後約10年の食生活の乱れで15キロ太ってしまいました。つまり、170センチ 体重75キロ。完全にメタボです。

 これまでの食生活を見れば誰しも納得します。
朝:菓子パン2つか3つ、果物や野菜ジュース
昼:ファストフードのハンバーガー2つ、ポテト、シェイク
夜:ラーメン屋に行き、必ず替え玉を1つ頼む
という不健康を絵に描いたような食生活を送っていました。

 3食とも炭水化物てんこ盛りですが、1食150g以上の糖質は軽く摂っていたと思います。コンビニに売っている普通のアンパンでも1つ70g前後の糖質を含んでいますので、2つで140g、3つで210g。それに野菜ジュースや果物ジュースも飲んでいたので、これに30gから40gの糖質が加わりますので、合計は約250g。朝食だけで既に250gって(笑)緩い糖質制限食でも「1食46g」というのが糖質の最大量ですので、なんとその5倍。

 お昼は会社員ですので基本外食です。牛丼(中盛り)を食べることもありましたが、ハンバーガーも結構食べていました。ハンガーガーの糖質は1つ25gから55gくらいまでと幅広くありますが、最低でも2つで50gです。ポテトの糖質はMサイズで50gほどありますので、これだけで緩い糖質制限食の「1食46g」をオーバー。さらにはシェイクの糖質70gが加わって、合計で170g。

 夕食も基本外食でしたが、結構な頻度でラーメンを食べていました。ラーメンの中で一番糖質が多いのがワンタンメンの93gです。その他のとんこつラーメンや味噌ラーメンは70g前半の糖質を含んでいます。私は替え玉も注文していたので、中華めん1玉分の糖質62gが加わり、合計で130g以上。

 1日で摂っていた糖質の合計は550g以上というとんでもない食生活でした。まだ、若い時期だから良かったですが…。しかし、このような食事は私以外でも決して珍しくありません。日本人の1日の平均糖質摂取量は300g前後ですが、今の若者の食生活を考えると少なすぎるのではないかと感じます。少なくても私の会社の同僚の昼食を見るとそう思います。1日にジュースだけで3本くらい飲んでいる同僚もいて、これだけで糖質は100gを超えてしまう訳ですよ。

 こんな食生活を私もずっとしていましたが、旅行に行った時に旅館のお風呂にあった全身が映る鏡を見て、さすがにとてもショックを受けてしまったのです。なによりも「お腹のお肉」がとても気になり、これを人に見られるのは耐えられないと思い、すぐにお風呂から出て部屋に戻りました。ここから糖質制限を決意した次第です。

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糖質制限ではどのような料理を食べていたのか

 ほとんどの食事を外食で済ませていたので開始当初は苦労しました。ハンバーガー屋さんに行くとどうしても甘い飲み物とポテトを注文してしまうので、行くのを止めました。

 どんなお店でも白いご飯かパンが出てくるのでどうしても糖質が多いメニューとなってしまいます。苦し紛れの解決策として、大好きだったすき家の「牛丼 中盛り」を「牛丼 並盛り」に変更しました。当初は「糖質制限は量を減らせばいいんでしょ」くらいの知識しかなかったので、これで余裕だと甘く見ていたのです。

 しかし、家に帰って調べてみると「牛丼 中盛り」の炭水化物99.1g、「牛丼 並盛り」の炭水化物108.4g。なんと並盛りの方が炭水化物が多い結果に思わず、「なんでやねん」と大阪人ではないのにツコッミを入れてしまいました。「牛丼 中盛り」は吉野家の「アタマの大盛り」みたいに肉だけが多いメニューなのか、記載ミスなのか未だに分かりませんが。でも、結局はどちらも炭水化物が100g近くあり、1食46gという目標には遠く及びません。

 そこである時、すき家に肉と豆腐とサラダが合わさった「牛丼ライト」というメニューがあることを見つけました。なんと炭水化物は16.1g。これなら厳しい糖質制限の1食分の糖質20g以下という制限もクリアできます。これを会社のお昼休みに毎回食べていました。

 本来は正確に糖質の量を知りたいのですが、糖質量を表示している企業が少なく炭水化物の量から推測するしかありません。炭水化物の総量からほんのちょっと食物繊維の量を引くくらいで糖質量は割り出せます。

 朝食は家で食べていましたが、今までの菓子パンから「生やさい、豆腐、魚、ヨーグルト」に変わりました。昼はお肉を食べるので、朝は必ず魚を食べるようにしていました。

 夜は最初はお米を抜いていたのですが、どうしてもお米を全く食べない生活が我慢でなくなって、開始1週間で「夜だけ」お米を食べるようにしました。おかずは肉、魚のどちらかに加え、納豆、味噌汁(豆腐とワカメ)、野菜炒めorサラダです。

 大体はこのような食生活になっていました。調味料には糖質が多く含まれるものがありますが、その点は妥協して他で糖質を減らすスタイルを取りました。そのため、野菜の炒め物の味も糖質が多いソースなども使っており、これが長続きした要因ではないかと推測しています。夜だけは糖質46gという制限は超えてしまっていますが、1日のトータルで考えれば緩い糖質制限の範囲以内です。

 結果、その75キロの体重が、7か月の糖質制限ダイエットでなんと62キロにまで戻ったのです。

途中で諦めそうになったこと

 私の場合、一番つらかったのが「食費」です。というのも、私は食べることが大好きなため、ダイエットでも食事量をあまり減らしたくなかったからです。

 糖質制限をしている方はご存知の通り、このダイエットの実践にはそこそこお金がかかります。その理由は「白いご飯」と「パン」という主食を何か別のものに置き換える必要があるからです。この2つの食べ物は「安価に空腹を満たす」という点において右に出るものはありません。

 例えば、外食で「肉のみの食事」と「パンのみの食事」をしたとき、前者はすぐに財布が悲鳴をあげるのは明白でしょう。具体的に私の1ヶ月の食費は約1.5倍になり、これが途中で諦めそうになった唯一の出来事と言えます。でも、「健康とお金どちらが大事?」ということを天秤にかけると私は「健康」です。

 それ以来、「健康はお金で買う」という方針を貫いています。糖質制限を始める前の食生活をずっと続けていたら間違いなく糖尿病になっていましたので、そういう意味でも食費の上昇は必要経費です。

糖質制限ではお腹が空いたか

 私は昔から食べる量が多いため、次の食事までお腹が空かないように糖質制限食をたくさん食べるということを実践していました。例えば、もやしなら2パック、豆腐なら1丁全てなど通常の人の倍は食べています。ですので、お腹が空くということはあまりあまりません。

 お昼だけは糖質の量もそうですが、食べる量もそれほど多くはありません。先ほどお昼に「牛丼ライト」を食べていると言いましたが、これは個人的にはお腹がいっぱいになるという感じはありません。お昼ご飯の後って眠くなりますよね。これは糖質の取り過ぎと食べる量が多いからですが、そのためお昼だけはあえて食べる量を減らしているのです。

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