寒天ゼリーの原材料はもちろん寒天ですが、糖質量は0gです。炭水化物は100g当たり1.5gありますが、全て食物繊維です。
※炭水化物=糖質+食物繊維
もちろん、寒天だけで食べても美味しくないですから、寒天ゼリーとして製造する時には甘みを付けなくてはいけません。糖質制限食として食べる場合、砂糖が入っていない方がいいに決まっています。ですが、甘みを付けないと食べられない。それを解決してくれるのがエリスリトールです。
私がスーパーマーケットで買ってきた寒天ゼリーにも砂糖の代わりにエリスリトールが入っていました。エリスリトールは糖質制限をしている人であればお馴染みですが、糖アルコールです。分類としては糖質ですので、もちろん甘いです。ですが、エリスリトールは体内で代謝せずに排出されるため、血糖値を上げません。
下の写真の寒天ゼリーの原材料名を見ると一番前にエリスリールが書いてあって、次に寒天です。ということはエリスリトールが一番多く入っていることになります。しかし、実際食べてみると甘いことは甘いですが、あまり強くは感じませんでした。それもそのはず、エリスリトールは砂糖の7割ほどの甘さしかありません。そんなに甘くはないですが、糖質制限中のオヤツとしては十分楽しめると思います。
原材料を良く見ると「濃縮ぶどう果汁」が入っていますが、なぜゼロカロリーと謳えるのか。それは法律で食品100g当たり5kcal未満の材料であれば「ゼロカロリー」と書けてしまうのです。炭水化物とたんぱく質のカロリーは1g当たり4kcal、脂質が9kcalですので、「濃縮ぶどう果汁」やその他の材料が5kcal未満であればその食品は「ゼロカロリー」と表示できます。ちなみに寒天100g当たりのカロリーは3kcalです。
そして、糖質量5.5gと書いてありますが、エリスリトールが主ですので、血糖値は上がりません。ただし、血糖値が全く上がらないのかと言えばそんなことはなく、先ほどお伝えしたように表示上のマジックで100g当たり5kcal未満に相当するエリスリトール以外の糖質が入っていれば血糖値は上がります。このゼリーで言えば「濃縮ぶどう果汁」が糖質に該当しますが、入っていてもごく微量ですので(100g当たり5kcal未満の範囲以内)、血糖値の影響も少ないです。
ついでに言っておきますと、食品や飲み物100g当たりの糖質量が0.5g未満であれば糖質0と書けてしまうので、完全に糖質はゼロではない「可能性もある」と覚えておきましょう。
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