ちくわの主原料は魚ですが、主にタラが使われています。下の商品の原材料名の一番前は「魚肉(たら、ぐち)」と書いてありますので、これが量的には一番使われています。原材料名は量の多い食材から並んでいることはご存知でしょう。2番目は卵白ですが、糖質量は100g当たり0.4gと極微量です。
その他にも3番目にデンプン、4番目に本みりん、5番目に砂糖と書いてありますが、これらの糖質量は相当多いです。デンプンは米、小麦、ジャガイモ、トウモロコシなど色々な種類がありますが、重量の8割から9割は糖質です。本みりんも糖質量が多く、100g当たり43.2gが糖質です。砂糖は言うまでもなく、99.2%が糖質です(残りの0.8%は水分)。
こうやって食品の糖質量が頭に入っていると、糖質量が多いのか少ないのか感覚で分かってきます。
ちくわの糖質量
「 日本食品標準成分表2015年版」によるとちくわの糖質量は100g当たり13.5gです。低糖質の基準が100g当たり5g以下ですので、ちくわは低糖質食品ではありません。
私が買ってきた紀文のちくわは90g当たりの炭水化物が10.2gあります。100gに換算すると11.3gです。「日本食品標準成分表2015年版」の数字よりも2gほど少ないです。ちくわメーカーは数多くありますので、多少の誤差は致し方ありません。
ちなみにちくわには食物繊維は入っていませんので、炭水化物と食物繊維の量は同じです。
ちくわ100gとはどれくらいの量なのか。だいたい小さいちくわ3本位が100gくらいです。写真では分かりずらいですが小さいです。
糖質制限とちくわ
厳しい糖質制限の1食分の糖質量は20g以内ですが、ちくわを1本食べただけでも4gくらいの糖質量になりますので、厳しい糖質制限では食べることはできません。ちくわ1本だけで4gも糖質を摂るわけにはいきません。
緩い糖質制限であれば1食46gくらいまで糖質を摂れるので、食べ過ぎなければ問題ありません。例えばお鍋と食べる時に魚、豆腐、野菜、キノコなどと一緒にちくわを100gくらい食べても46gまでは行きません。
[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)
〇日本人の1日の糖質摂取量は300g前後
[参考記事]
「蒲鉾(かまぼこ)は糖質制限で食べても大丈夫?」
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