今回は焼売の糖質量について説明していきます。焼売といえば崎陽軒が有名ですが、今回はスーパーマーケットに売っている商品の糖質量を調べました。
私が住んでいる埼玉県にはヤオコーというスーパーがあるのですが、ヤオコーのオリジナルブランドの焼売を買ってきました。サイズは普通の焼売と同じです。
原材料名を見てみると一番最初に豚肉、次に玉ねぎと生姜、そして皮の原料である小麦粉です。調味料は砂糖や醤油が使われています。豚の糖質量は部位によって違いますが、100g当たりゼロコンマレベルしかないので無視できるくらい極微量です。ただし、豚のレバーだけは100g当たりの糖質量が2.5gあります。
玉ねぎの糖質量は100g当たり7.2gあり、野菜にしては多いですが、焼売に入っているくらいの量では問題ありません。そして焼売の皮の部分は小麦粉ですが、小麦粉の100g当たりの糖質量は70gを超えており、かなり多めです。
このように原材料を見ると豚肉以外は糖質量の多い食材が使われているのが分かります。
そして焼売の炭水化物量ですが、1つ当たり5.5gです。小さい割には炭水化物の量は多いです(焼売の炭水化物と糖質はほぼ同じ)。100g当たりの糖質量が5g以下であれば低糖質と言えるのですが、私が買ってきた焼売の重量は37gです。どう考えても低糖質とは言えません。
もちろん焼売の炭水化物の量は商品によって違います。そこで「日本食品標準成分表2015年版」で調べてみました。これによると焼売37g当たりの炭水化物の量は7.1gです。そして、食物繊維の量が0gですので、炭水化物と糖質の量はイコールです。
※炭水化物=糖質+食物繊維
私が買ってきた焼売と「日本食品標準成分表2015年版」の数値では1.6gも炭水化物の量が違います。この差は何なのかと思い、原材料を見てみると「大豆粉」と書いてありました。小麦粉を減らす代わりに、糖質量が少ない大豆粉が使われていたのです。
他の焼売を調べてみると味の素の「ザ★シュウマイ」の1つ当たり(32g)の炭水化物は3.6gです。私が買ってきた焼売の重量(37g)に合わせると炭水化物は1.4g少なく4.1gです。そして東洋水産の「黒豚シュウマイ」の炭水化物は1つ当たり2.9gです。ただし、重さが18gしかないので、上記の重量(37g)に合わせると5.96gです。このように炭水化物はメーカーによって幅広いことが分かります。
いずれにせよ、焼売は厳しい糖質制限では食べられません。そして緩い糖質制限では全く食べられない訳ではないですが、量を少なくしましょう。私のように糖質量を1日100g以下で抑えていれば数個は食べられます。
[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)
[参考記事]
「茶碗蒸しの糖質量は?糖質制限で食べても大丈夫?」
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