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カカオ70%以上のチョコレート5つの糖質量を比べてみた

 

 最近、カカオ70%以上のチョコレートが増えているのは糖質制限を実践している人にとっては有り難いです。今回は「不二家のカカオ70%」「ロッテのカカオ74%」「森永のcacao70×くるみ」「明治のカカオ72%」「明治のカカオ95%」の5つのチョコレートの糖質量を比べてみたいと思います。このカカオ戦争関しては私はあまり好きではありません。「明治がカカオ72%なら、うちは74%で」みたいに意地の張り合いみたいになっているので、消費者からするとそんなのどうでもいいですよね。

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4つのメーカーの糖質量の比較

 まずは「不二家のカカオ70%」から見ていきましょう。このチョコレートの1枚当たり(5g)の糖質量は1.8g、食物繊維は0.4gですので、炭水化物の合計は2.2gです。食物繊維はカカオ由来ですが、種類としては不溶性食物繊維です。

※炭水化物=糖質+食物繊維
※糖質=炭水化物ー食物繊維

 では次に「ロッテのカカオ74%」の糖質量を見てみましょう。残念ながら、栄養成分表には炭水化物の量しか載っていませんが、1つ当たり(4g)の炭水化物は1.7gです。「不二家のカカオ70%」とは1枚当たりの重さが違うので、同じ5gに合わせると炭水化物は2.1gになります。不二家との差は0.1gという結果ですので、ほとんど同じと言ってもいいでしょう。ロッテの方がカカオの含有量が4%も多いのに、炭水化物の量はほぼ一緒という結果です。

 明治の「カカオ72%」の炭水化物の量は1粒(5g)当たり2.2gくらいですので、これも他メーカーとほぼ同じです。

 もう一つ森永の「cacao70×くるみ」を見ていきますと、1つ当たりの重さが8gですので、これを5gで計算しなおすと炭水化物は2gちょうどくらいです。

 糖質制限の観点から見るとカカオの含有量70%台のチョコレートはどれも一緒です。カカオを70%配分すると炭水化物の量は1粒(5g)当たり2g程度になるということです。

 唯-、違うのが「チョコレート効果 カカオ95%」でしょうね。これは名前の通り、95%がカカオ成分です。1つ当たり(5g)の糖質量は0.58gですので、1箱食べても糖質量は7gしかありません。しかし、ここまでカカオの含有量が多くなると、もはやチョコレートを食べている気がしないという欠点が出てきてしまいます。「だったらココア飲んでいた方が良くねー」っていう感じになります。

 山田悟先生(北里研究所病院糖尿病センター長)の糖質制限では1日に70gから130gの糖質量を摂っていいことになっています。そして、おやつに10gを目安に糖質を摂ってもいいですよと言っています。カカオ70%シリーズのチョコレートであれば4個から5個はいけます。すごく小さいチョコレートなのですぐに食べ終わってしまうので、数個で物足りない人は最初から手を出さない方がいいです。 

 私は記事を書くために久しぶりチョコレートを食べましたが、思わず一気に1箱食べてしまいました(笑)普段の糖質量が1日100gくらいなので、その反動が表れたのだと思います。その後、すごい眠気が襲ってきて、1時間寝てしまいました。やはり糖質の摂り過ぎは良くありませんね。

 糖質はコカインよりも依存性が強いことがマウスの実験から分かっていますが、今回それを思い知りました。2年くらい糖質制限をしていますが、チョコレートが目の前にあると我慢できずに食べてしまうことが分かりました。マウスの気持ちが分かった気がします(笑)でも、1箱食べても糖質制限の1日の糖質量は超えていませんので、依存性は一瞬で終わりました。

 ですので、もし私みたいに我慢できない人は初めからチョコレートなどのお菓子は食べないことをお勧めします。

[参考記事]
「糖質制限ダイエットを実践中でも食べられるクッキー」

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