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糖質制限ダイエットを実践中でも食べられるクッキー

 

 糖質制限ダイエットではクッキーを食べられないと思っている人も多いですが、そんなことはありません。例えばブルボンの「バタークッキー(1枚当たりの重さ7.1g)」を例に挙げますと1枚当たりの炭水化物の量は4.4gです。クッキー1枚当たりにはほとんど食物繊維が含まれていませんので(0.1gくらい)、この炭水化物の量を糖質量と置き換えても変わりません。

 緩い糖質制限ではオヤツに10gほどの糖質を摂っても大丈夫ですので、およそクッキーを2枚食べることができます。朝昼晩に40gの糖質を摂ると120gですが、これにオヤツの糖質が10g加わっても130gです。

 欲張りな私は2枚だけでは物足りないと感じたので、通信販売で糖質量が少ない2種類のクッキーを購入しました。おたるダイニングさんの「ココナッツバタークッキー」と「アーモンドショコラクッキー」です。

(ココナッツバタークッキー↑)
(アーモンドショコラクッキー↑)

 「ココナッツバタークッキー」と「アーモンドショコラクッキー」の糖質量はそれぞれ、1.5gと2.2gです。先ほどのブルボンのバタークッキーの1枚当たりの糖質量は4.4gで、こちらは1.5gと2.2gですので大きな開きがあります。実はこの「ココナッツバタークッキー」は10gの重さがあるのですが、ブルボンの製品は7.1gです。「ココナッツバタークッキー」を7.1g当たりの糖質量に補正すると1gになります。4.4倍の差があることが分かります。

 その他の一般的なクッキーの糖質量も見てみましょう。メーカーによってサイズや材料が違いますので、あくまで以下の数値は参考程度です。大体、1枚当たり3g前後と覚えておくといいでしょう。

〇チョコクッキー 7.1g当たりの糖質量 約3.8g
〇おからクッキー 7.1g当たりの糖質量 約2.4g
〇チョコチップクッキー 7.1g当たりの糖質量 約3.6g
〇かぼちゃクッキー 7.1g当たりの糖質量 約3g
〇コーヒークッキー 7.1g当たりの糖質量 約4.4g
〇にんじんクッキー 7.1g当たりの糖質量 約2.8g
〇抹茶クッキー 7.1g当たりの糖質量 約3.1g

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なぜ糖質制限クッキーは糖質量が少ないのか

 「ココナッツバタークッキー」と「アーモンドショコラクッキー」の糖質量はなぜ少ないのかは原材料を見ると分かります。

[ココナッツバタークッキーの原材料]
バター、アーモンド、大豆粉、ココナッツ、小麦たんぱく、食物繊維、卵、エリスリトール、香料、甘味料

[アーモンドショコラクッキーの原材料]
バター、アーモンド、大豆粉、エリスリトール、卵、ココアパウダー、甘味料

 2つの原材料を見比べると分かりますが、ほとんど同じです。原材料の表示は量の多いものから並んでいるのですが、最初の3つ「バター、アーモンド、大豆粉」までは2つとも同じです。

①バターが一番多く使われていますが、100g当たりの糖質量は0.2gです。クッキー1枚あたり、数gのバターしか使っていないので、ほぼ0gの糖質量になります。

②2番目のアーモンドですが、100g当たりの炭水化物の量は19.7gです。この中の食物繊維の量が10.4gですので、糖質量は9.3gになります。例えばクッキーに2g使っているとしますと糖質量は0.18gです。100gに換算すると多少糖質量は多めですが、たったの数gしか使われていないので、問題はありません。

③3番目の大豆粉ですが、これは糖質制限のパンによく使われる材料です。大豆粉に関しての説明は他の記事でしましたので、簡単に説明しますと100g当たりの糖質量は10gちょっとです。小麦粉の糖質量が100g当たり70gを超えているので、それと比べると大豆粉は7分の1の糖質量です。

 そして、先ほどの写真の中に栄養成分表示がありますが、食物繊維が多く含まれているのが分かります。これは大豆粉、アーモンドによる影響が大きいです。通常のクッキーにはほとんど食物繊維は入っていません。

「日本食品標準成分表」によると
〇乾燥大豆100g当たりの炭水化物の総量は28.2gです。
内訳は糖質11.1g、食物繊維が17.1gです。
乾燥大豆を大豆粉にする製造過程で多少の糖質の量に変化があり、日本食品分析センターのデータによると大豆粉100g当たりの糖質は13.1g、食物繊維は18.2gになっています。

④2つのクッキーで共通している卵ですが、糖質量は全卵で0.2gです。ですので、糖質制限では卵が良く食べられているし、マヨネーズも多用されています。私も野菜の味付けはマヨネーズを使っています。マヨネーズの糖質量は大さじ1杯で0.1g程度です。

⑤そして、エリスリトールに関してはこのサイトで何回も説明しているので、簡単に説明します。1文で説明すると「カロリーゼロ、血糖値上げない、虫歯の原因にならない、体内で代謝しないで外に排出される」という特徴があります。

⑥最後にココアパウダーに関して説明します。ココアの糖質量も私のサイトからの引用を使いますが、大さじ1杯6gの糖質量は1.1gです。

砂糖も何も入っていないココア(カカオ豆100%)の100g当たりの炭水化物は42.4gです。
内訳は糖質が18.5g、食物繊維が23.9g。
ココアを100g入れて飲む人はいませんので、例えば大さじ1杯(6g)を入れて飲むとすると糖質は1.11g、食物繊維は1.43gになります。
ブラックコーヒー1杯当たりの糖質が1gですので、ほぼ同じです。

味はどうなの

 「ココナッツバタークッキー」の味は他メーカーの商品と同じ味と思っていいです。甘さが足りないとか、不味いということはありません。1つだけ注文を付けるとこの商品は冷凍で発送されてくるため、解凍中に湿ってしまいます。ですので、サクサク感はあまりありません。すぐに食べてしまったせいかもしれませんが、2時間ほど経ってから食べたほうがいいかもしれません。

 アーモンドショコラクッキーはアーモンドとココアの味が強く出ていて、美味しかったです。これも解凍後、少し時間が経ってから食べたほうが美味しくいただけます。

 2つの商品とも5枚入りですが、1袋食べても10g程度ですので、糖質制限ダイエットのおやつに1袋食べても大丈夫です。

[参考記事]
「糖質制限ダイエットを実践中でも食べられるチーズケーキとは」

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