はんぺんといえば「おでんの具」が一番に思い浮かびますが、どれくらいの糖質量を含んでいるのか見ていきましょう。
今回、買ってきたはんぺんは紀文の以下の商品です。裏側の原材料名を見ると一番多く入っている材料は「魚肉」です。続いて「卵白、デンプン、砂糖、食塩、発酵調味料、ヤマイモ」と書いてあります。
魚肉の糖質量はほぼ0gです。魚はどんな種類でも、ほとんど糖質は含まれていません。卵白も100g当たり0.4gしか糖質量を含んでいませんので、ほとんど無視できます。3番目と4番目の「デンプンと砂糖」は食品としてはかなり多くの糖質量を含んでいます。砂糖は言うまでもなく、100%近く糖質です。
デンプンは色々な種類があり、原材料を見ただけではどの種類を使っているのかは分かりません。ですが、以下の通り、どの種類も8割以上が糖質量です。
米デンプン100g当たりの糖質量は89.3g
小麦デンプン100g当たりの糖質量は86g
さつまいもデンプン100g当たりの糖質量は82g
じゃがいもデンプン100g当たりの糖質量は81.6g
とうもろこしデンプン100g当たりの糖質量は86.3g
ヤマイモも糖質量は多く、100g当たり約25gが糖質量です。
では原材料を説明したところで、はんぺんの糖質量を見ていきますが、以下の写真のサイズ(60g)で炭水化物7.9gです。日本食品標準成分表2015年版によると、はんぺんには食物繊維は入っていないので、7.9gは全て糖質になります。
※炭水化物=糖質+食物繊維
これは糖質制限的には少なくない糖質量です。まず1食20g以下に糖質量を抑えなくてはいけない「厳しい糖質制限」では食べられません。お肉、野菜、はんぺん1枚という組み合わせであればギリギリ食べられないこともないですが、組合せ的に?ですよね。
緩い糖質制限であれば1食46gまで糖質量を摂れるので食べることができます。ですが、おでんで食べる際には1つくらいに抑えた方がいいでしょう。決して糖質量が少ないという訳ではないので、他のメニューとのバランスを考え、少量いただくのがベストです。
[参考記事]
「厚揚げの糖質量はいくら?糖質制限で食べても大丈夫?」
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