この記事は40代の女性に書いていただきました。
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現在4●歳の専業主婦です。男の子3人の母でもあります。長男は大学生、二男は高校生、そして三男は小学校4年生と年齢が開いています。
長男と二男とを産んだ時は、年齢も20代だったので産後も順調に体重も減少して、ウエストも出産前近くに戻っていきました。
しかし、三男を34歳で出産してからは、体重等が思う通りに落ちませんでした。そのため色々とダイエットを試しましたが、効果があったもの、なかったもの様々ですが、これらを何個か取り上げたいと思います。
◆朝バナナダイエット&キャベツダイエット
授乳期間が終わり、始めたのが「朝バナナダイエット&キャベツダイエット」でした。最初は、効果がありました。始める前と比べ3キロ程痩せることができましたが、毎日続けられるわけがなく、数か月で断念。体重もそれにつれて元に戻りました。
「朝バナナダイエット&キャベツダイエット」をしている時には絶えずお腹が空いていたので、ただの断食だったのではないかと今から思うと感じます(笑)
◆外食に行った日は家での食事を減らす
子どもの成長と共に、ママ友も出来てランチなどに誘われ参加するようになりました。お友達の大半が、20代の方達でパスタやピザをパクパクと食べておられます。ランチバイキングが主な会場になっていました。私も、パスタやピザをお腹をいっぱい食べていました。
お昼にこのようなランチを食べたその晩は、「キャベツだけ」「こんにゃくとキャベツ煮」で我慢しました。そんな日が続いても、年齢の為か減量しませんでした。主人にも、「太ったな」「上から下までズドンやね」と自分の事はさておき言われました。
◆砂糖にこだわってみた。
家庭では、2種類の糖を用意していました。一つは、子ども達の為に使用する砂糖です。そして、主人と私が使用するラカントSです。どうしても、甘いコーヒーや紅茶が飲みたい時があります。ストレスも良くないと聞いたので、そんな時にラカントSを利用していました。
ラカントSにはエリスリトールと呼ばれている糖アルコールが入っています。エリスリトールは虫歯の原因にはならず、さらには血糖値も上げませんので、糖質制限にはベストな糖質です。最近では、煮つけ等の時に、砂糖と人工甘味料を0.5:1の割合で使用することもあります。
◆ご飯やパスタが食べたい。糖質制限ではその思いがストレスになる
男の子3人ですから、お米を食べる量がすごいのです。長男と二男は、高校生まで野球をしていましたから、普通の男の子以上に美味しそうにお米を食べます。それを見ていると「お米をお腹いっぱい食べたい。」と思うことが多々ありました。
私はお米は朝夜だけで(お昼だけお米を抜く)、オカズは肉、魚、キャベツの千切り、豆腐などを食べていました。お米の量は小茶碗1杯程度ですので、100gくらいでしょうか。100gくらいだとすると糖質は約37gくらいありますので、その他のオカズの糖質も合わせると緩い糖質制限の上限くらいの糖質(1日140g)は摂っていたと思います。
息子たちにはパスタや餃子など炭水化物が多い料理を作っていたので、食用を抑えるのが大変でした。家族一人だけで糖質制限というのは余程精神力が強くないと誘惑に負けます。
◆我慢しないで、ダイエットができた。
そんな中、テレビで「レジスタントスターチ」という言葉を聞きました。調べてみると、炭水化物の温度により、でんぷんが体内で「糖質」になるか「食物繊維」のようになるか変わってくるということでした。また、レジスタントスターチとして摂取した場合、便秘を解消することが期待できるというのです。
専門的には冷えたお米や生のお米はでんぷんがβ化されていて、糖質になりにくいとのことです。逆にお米を炊くと水分が多く含まれますが、そうするとでんぷんがα化され糖質に変わりやすいと。
β化でんぷん=>体の中で糖質になりにくい
α化でんぷん=>体の中で糖質になりやすい
こういう理論がレジスタントスターチに関してはあります。しかし、実際に人体実験をしている人に言わせるとお米を冷やして食べても、血糖値が上がる人と上がらない人がいて、「人それぞれ」だそうです。これはでんぷんがβ化されている生のお米を食べても同じで、血糖値が200mgを軽く超える人もいるようです。
つまり、レジスタントスターチのお米を食べて、血糖値が上がらなければ痩せる可能性があるってことです。血糖値が上がらないということはお米が糖質になって消化吸収していないことになるので、インスリンが分泌されて糖質を脂肪に変えるという作用が弱くなります。
糖質制限の第一人者の江部先生は「α化でんぷん、β化デンプンよりも食べたお米にどれくらいの糖質が含まれているのかが大事」って言っていましたが、私はダメ元でレジスタントスターチを実践をしました。
お米の温度の違いだけで大きな違いが期待できるわけですから、やらない手はありません。すると、2カ月程して効果が出てきました。もちろん、2カ月間体重が増えることはありませんでした。
2カ月目から、どんどん体重が減りだし、1年で8キロのダイエットができました。ウエストも、74cmあったのが65cmに。主人には「くびれがちょっとできてきたか?」と言ってもらえました。
◆食事内容はどうしているか。
「お米は冷やす」を基本に料理を作り、食べています。ご飯は、夕食時にご飯茶碗1杯分残しておきます。それをラップに包み冷蔵庫に入れておきます。朝起きたら、冷たさを和らげるためにまず冷蔵庫からご飯を出し、食卓に置いておきます。常温なら大丈夫なので、冷えた硬いご飯を食べる訳ではありません。
今までは小茶碗でしたが、普通サイズのお茶碗に変えましたので、お米の量は以前より増えています。朝は、夕食用にお茶碗1杯分のご飯をラップに包み冷蔵庫に入れておきます。
昼食は、主人・長男・二男のお弁当を作る時に自分のお弁当も作っておき、昼に頂いています。お昼は基本、お米などの炭水化物は食べません。
夜は朝に冷やしておいたお米とお肉、魚などのオカズを食べています。
◆さいごに
お米を冷やすことで結果が出る人、出ない人それぞれいると思いますが、私の場合には1年で8キロ減の結果が出たので成功したと言っていいと思います(現在、身長165cm、体重55kg)。家族やお友達から、スタイル良くなったね!痩せた?教えて!という友人もでてきました。
炭水化物を冷やすことで、食物繊維に似た物として身体は排泄してくれるようになり、私の場合には糖質の摂取が少なくなっているのかなと思っています。もう一つの可能性として便通が良くなったので、そのせいで体重が落ちやすくなっているのかもしれません。
いずれにせよ、おかげで、ストレスなく家族と一緒に食事ができます。ただ、冷やせば食べ過ぎてもいいのかと言えばそれは間違えで、食べすぎには注意してください。腹八分目という言葉があります。
[参考記事]
「糖質制限食(低炭水化物食)における糖質1日の必要量」
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