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美食を追求した我慢しない糖質制限で7.2キロの減量に成功

 

この記事は50代の女性に書いていただきました。

……….

 私も遂に50歳となってしまいました。特に不満なく、幸せに…と言い切りたいのですが、やはり50歳ともなりますと、健康がとても不安になってきます。

 と言いますのも、20代の時から好き勝手に好きな時間に食べていた、しかも美味しいものには目がないタイプときていますので、体重どんどん増え、遂に今年に入って体重は92.8キロ(身長は170センチ)にもなってしまいました。

 これに伴い、ガンマGTPは100を超えるようになり、痛風の基準になる尿酸値は9.8mg/dl(7mg/dlまでが正常値)。更には中性脂肪や空腹時血糖も血圧(180~190)も常に基準値以上です。病気のデパートとはまさに私のこと。

 2017年1月末に痛風の発作が出たのをきっかけに、遂にダイエットする事にしました。尿酸値も血糖値も下げるために、「もう思い切って糖質制限をしかないだろう」と思い、2月1日から糖質制限ダイエットを開始致しました。ここにその簡単な記録を記します。

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まずは結果から

 なんと2017年の2月の28日間で、92.8キロが85.6キロになりました(7.2キロ減)。今まで何度かダイエットをしてきましたが、こんなに劇的な結果が出た事は、かつてありませんでした。糖質と同時に食事の量も減らすという無理はしていません。

 これからは減量のペースは緩やかになるでしょうが、夏前には70キロ代になるのではないか。その結果、少しは健康になるのではないか、と期待しています。

どのような規則を設けたか

 これは極めて簡単です。以下の4点の規則を決めただけです。

1. 今まで大好きだったビールや日本酒を止めて、焼酎のみ

2. 晩と昼の食事では主食(米、パン、麺類)を摂らない

3.糖質を減らした分はタンパク質と脂質を増やす

4.食材の質にこだわる

 3に関してはすごく重要で、糖質と一緒に食べる量まで減らしてしまうと疲れやすくなり、頭が回らなくなると糖質制限の第一人者 江部康二先生が言っていたので、これだけは守りました。

 私は自他共に認める食い道楽ですので、美味しいものを止めることはできません。そんな事をしたらストレスで病気になります。従って、このダイエットは「我慢や苦行ではなく、美食を追求した結果、痩せました」というというストーリーを作る事が、自分を納得させるためにも必要でした。

 上の4点を見てみて、我慢という言葉を思い浮かべるだろうか。

具体的な食事内容

 朝食は基本的に卵かけご飯ですが、白米を普通茶碗に1杯食べています。1杯で150gのお米を食べているので、糖質量は約55g(計測はしていないので予想)。糖質をがっつり食べているのはここだけです。

 また、卵は遺伝子組み替え飼料を使っていないものを食べています。1パック500円ですので、普通の卵の倍の値段ですが、私のダイエットは美食を追及するという意味もありますので、食材にはこだわりました。もちろん、卵かけご飯にかける醤油も、製法から材料である塩の種類まで納得できるものを選んでいます。

 なぜ、卵を食べるようにしているのかの理由を説明します。卵は1つ当たりの糖質が0.2gと少ないことに加え、数あるタンパク質の中で一番「プロテインスコア」が高い食品だからです。

 プロテインスコアが高ければ高いほど身体に不可欠なアミノ酸がバランスよく入っていることになります。卵を食べすぎるとコレステロールが増えるのではないかと不安に思う人もいますが、これは心配しなくても大丈夫です。

 厚生労働省が食べ物とコレステロールの関係性はあまり高くないとして、食べ物から摂り入れるコレステロールの基準を撤廃しています。

 昼は今流行りのサラダチキンと野菜サラダです。主にセブンイレブンのチキンサラダを食べていますが、115gの重さに対して炭水化物は0.37gです。肉には食物繊維は入っていませんので、この0.37gは全て糖質です。

 そして昼と同様に夜の主食は抜きます。その代わり、豆腐を工夫して食べます。ヒントとなったのは「紀文」の糖質制限用の麺でした。この麺はおからとこんにゃくで麺の「食感」を維持している麺です。要は疑似の麺ですね。これにヒントを得ました。

 豆腐は塩を軽く振ってキンチンペーパーに包んで冷蔵庫に入れると水分が抜け、「歯ごたえ」が出ます。そして、この水分を抜いた豆腐の上にたっぷりお肉を乗せて、焼くことで十分満足のいく料理になります。

 これに加えて、コンニャクとキノコも食べますが、コンニャクは、ナンプラーと胡麻油で炒めると非常に満足感がある食べ物になります。私が使っているナンプラーの糖質は20g当たり0.7gですので、調味料の中ではかなり少ない糖質量です。

 また私は野菜ソムリエも目指していますので、野菜サラダももちろん食べています。夜は特に美食を追及することでダイエットと感じさせないことが大切です。

途中で諦めそうになったこと

 周りから諦めてくれないかという圧力?がかかるのにはびっくりしました(笑)実はこの歳になるまで、日本の会社社会に殆ど所属した事がなかったのですが、糖質制限のため、基本は飲み会に行ってもビールや日本酒は飲まない、ランチを食べに出ても、ご飯ものは食べないと宣言しています。まあなんと白い目で見られる事か。とりあえずビールっていう時に「とりあえず焼酎」は言いずらい(笑)

 日本の会社社会では、飲みニケーションはしない、皆と炭水化物中心のランチを食べに行かない事を貫くと、まるで異教徒のような扱いを受けるものだと実感しました。逆にうるさい誘いがなくて良いのですが、もしかしたら日本の企業社会の習慣そのものが、糖質制限の最大の敵かもしれません。

お腹が空いた時にはどうしたのか

 先ほど豆腐の水分を抜いた話をしましたが、この豆腐をオリーブオイルにつけておくとチーズにも似てきますので、これをオヤツに食べています。さすがにこれは会社には持って行けないので、休みの時に家にいる時だけですが。会社にいるときにお腹が空いた時には、適量のナッツかチーズを摂っていました。

 以上ですが、今までの内容を読んでダイエットだと思う人はいないのではないかと思うほど、食事は充実しています。皆さんもダイエットと思わずに(我慢せずに)糖質制限に取り組んでみてはいかがでしょうか。

[余談]
 最近は偽物のオリーブオイルが多いですので、スーパーに売っている安物には気を付けてください。デパートで売っているオリーブオイルも偽物が多いと日本オリーブオイルソムリエ協会の人が言っていました。

 では何を基準にしたらいいのか。私は「Olive Japan」という品評会を基準にしています。「オロ・デル・デシエルト」というオイルは500mlで6800円という高額ですが、日本オリーブオイルソムリエ協会が行っている「Olive Japan 2017年」で最優秀賞を取っています。

[参考記事]
「5年の糖質制限で25キロの減量。ポイントは糖質offの商品」

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