通常量のラーメンを糖質制限中には食べることができないのはご存知かと思います。ラーメンにはどれくらいの糖質量が含まれているのか。お店で売っているラーメン1杯の糖質量は70g前後です。種類にもよりますが、どのラーメンもこのくらいの糖質量です。そして、カップ麺の王道「カップヌードル」の炭水化物の量は43.4gです(糖質量の表示はなし)。このようにラーメンは小麦粉を使っているだけあって糖質量は多いです。
[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)
でも、今はいい時代になったもので、糖質制限用のラーメンが売っています。私が購入したラーメンはおたるダイニングさんの「定番 札幌味噌ラーメン」です。なんと糖質量は1杯13.9gです。通常のラーメンと比べると約5分の1の糖質量です。
中身を見ると以下の麺、タレ、具の3種類が入っていました。上の写真を見ると分かりますが、冷凍で送られていたので、カチカチです。全て、電子レンジでチンして食べます。
「定番 札幌味噌ラーメン」が低糖質な理由
「定番 札幌味噌ラーメン」が低糖質な理由は、原材料を見ると簡単に分かります。
【つけ麺】大豆粉、小麦たんぱく、卵、大豆たんぱく、植物油脂、食塩、こんにゃく粉、加工デンプン、酵素、アルギン酸エステル、ゲル化剤、着色料、かんすい、乳化剤
【スープ】豚肉、ガラスープ、豚背脂、醤油、ラード、味噌、酒精、生姜、甜面醤、豆板醤、にんにく、食塩、エリスリトール、中華だし汁、調味料、酸味料、甘味料、香料
【付け合せ】焼き豚、味付けメンマ、緑豆もやし、キャベツ、ネギ、調味料、甘味料、増粘剤、着色料、香料
ラーメンの糖質量が多い理由は麺にあるのですが、「定番 札幌味噌ラーメン」では麺の原料として大豆粉、小麦たんぱく、卵、大豆たんぱくが主に使われています。
〇大豆粉の糖質量は100g当たり約11g
〇大豆たんぱくの糖質量は100g当たり約3gです
〇小麦たんぱくの糖質量は100g当たり約10gくらい
〇卵1つの糖質量は約0.2g
これらの材料を上手く組み合わせ、低糖質のラーメンを作っているのです。これは小麦粉を使っていたのでは到底無理です。小麦粉は100g当たり70g以上の糖質量を含みますが、上記の糖質量と比べると大きな差があります。
※食品100g当たりの糖質量が5g以下であれば低糖質食品
次はスープの材料を見ていきましょう。スープには当然味噌が入っているのですが、どの種類の味噌を使っているかによって糖質量は変わります。以前の記事で味噌の糖質量について書きましたが、一番糖質量が多いのが調合味噌です。その他にも甘さを出すためにエリスリトールという糖アルコール(糖質)が入っています。この糖質は血糖値を上げませんので、糖尿病患者にとっては有り難い甘味料です。そして、ラーメンに入っていることが多い「ガラスープ(鶏ガラスープ)」ですが、糖質量は0gです。
米味噌の糖質は
甘みそ…味噌汁1杯分(10g)で3.2g
淡色辛みそ…味噌汁1杯分(10g)で 1.6g
赤色辛みそ…味噌汁1杯分(10g)で1.7g
麦味噌の糖質は味噌汁1杯分(10g)で2.3g
豆味噌の糖質は味噌汁1杯分(10g)で0.8g
調合味噌の糖質は味噌汁1杯分(10g)で3.8g
付け合せの糖質量も見ていきます。
〇メンマ100g当たりの糖質量は0.1g
〇もやし100g当たりの糖質量は1.3g
〇もやし100g当たりの糖質量は3.4g
〇長ネギ100g当たりの糖質量は5g
根菜類以外の野菜は糖質量が少ないですので、気にせずに食べても大丈夫です。といっても、ラーメンには少量しか入っていませんね。
「定番 札幌味噌ラーメン」の味は
「定番 札幌味噌ラーメン」を食べた感想ですが、カップラーメンとお店で食べるラーメンの中間くらいの美味しさです。どちらかというとカップラーメンに近いかなと思いますが、売りは低糖質のラーメンですので、糖質制限中にどうしてもラーメンを食べたい人には最適です。
このラーメンの糖質量は1杯13.9gですので、厳しい糖質制限である「1食の糖質量20g以下(1日60g以下)」という条件もクリアしています。このラーメンと一緒に、肉料理や魚料理、野菜を食べたとしても1食20gくらいです。
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