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炭水化物を制限するダイエットとは

 

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糖質制限ダイエットとは

 炭水化物を制限するダイエットは「糖質制限ダイエット」と呼ばれています。糖質制限食は元々は糖尿病患者のための治療食ですが、これをダイエットに転用したのが糖質制限ダイエットです。

 糖質制限ダイエットは炭水化物(糖質)以外であれば何でも食べていいので、カロリー制限食のようにカロリーを計算する必要はありません。

 日本人は普段、糖質を6割、脂質を2.5割、タンパク質を1.5割摂っているのですが、糖質制限ダイエットの場合(一番厳しい糖質制限の場合)は糖質を1割、脂質を6割、タンパク質を3割です。

 ですので、糖質制限ダイエットはこれまでの炭水化物中心の食事内容を根本的に変えなくてはいけませんので、挫折する人が多いのが現実です。もちろん、お菓子やケーキはもちろん、お米、パン、麺類も食べることができません。食べることができるのは肉、魚、卵、豆腐などタンパク質と脂質が中心の食事です(参考記事糖質制限の疑問③食べていい、食べていけない食べ物って何?)。ただし、糖質制限を緩めに設定すればお米などの炭水化物を量を減らして食べることができます。

糖質制限ダイエットの効果

 肝心の糖質制限ダイエットの効果についてですが、実践すれば確実に痩せます。太る要因として脂質より糖質の方が大きいのです。糖質は体内で分解されてブドウ糖になるのですが、一部は脳などを動かすエネルギーになります。しかし、余ったブドウ糖は中性脂肪として蓄えられます。肉などの脂肪も一部は細胞などのエネルギーとして使われ、余った分は中性脂肪として蓄えられます。

 糖質も脂質も中性脂肪に蓄えられる過程は同じですが、糖質を制限をしていると中性脂肪の数値が100mg/dl以下(中性脂肪の正常値は30mg/dlから149mg/dl)に下がることが多いです。ちなみに私の血液検査の中性脂肪の数値は46mg/dlです。糖質制限のレベルでいえば「緩い糖質制限」ですが、中性脂肪の基準値でいえば下の方に位置しています。

 このように糖質制限ダイエットは痩せる効果が高いですが、糖尿病患者以外は1日の糖質が60g以下という厳格に糖質を抜くことはお勧めしません。なぜなら、あまり厳格にし過ぎると続かないケースが多いからです。ですので、どうしても痩せたい人は3回の食事の中の1食や2食だけお米などの炭水化物を抜く「緩い糖質制限」から実践してください。「緩い糖質制限」の糖質量は1日70gから140gです。日本人の糖質摂取量は1日300g前後ですので、緩い糖質制限でも十分に痩せることができますので、太っている方はお試しください。

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