この記事は20代の女性に書いていただきました。
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身長は163センチ、当時は54キロ、28歳の頃でした。特段、自分で太っていると悩んでいたわけではありませんでしたが、30代になったら痩せにくい体質に変わると聞くから、今のうちにスッキリした体型に整えたいな、と考えていました。
雑誌でチラ見したり、テレビで何となく耳にした「糖質制限ダイエット」ですが、3食全て炭水化物を抜くのに抵抗があったので「夜だけお米を食べない」という軽い気持ちで行ないました。
具体的な食事メニューの一例
朝はトースト1枚と生野菜サラダ、卵(目玉焼き)、牛乳入りコーヒー、ヨーグルトと、至って普通のメニューです。
お昼はお弁当を作りました。普通サイズから小さなお弁当箱に変えて、ご飯は80g(糖質量約30g)、おかずはウィンナーとモヤシのカレーマヨネーズ炒め10g、ほうれん草のお浸し5g、ミニトマト1個。正直、全然足りませんでしたが、仕事中は、お茶をたくさん飲んで、空腹をごまかしていました。
そして、夜だけ炭水化物を抜いてみました(要は主食のお米を食べないだけです)。はんぺんと鶏挽き肉1:3を混ぜたものを蓮根で挟み、お醤油とお酒で焼いた蓮根挟み焼き。
蓮根は30gくらい使っていましたが、糖質は4gほどです。蓮根は糖質が多めなので、糖質制限食には向いていないのですが、少量の使用であれば大丈夫なので食べています。はんぺんは50gくらい使っていますが、糖質量は5.5gほどです。はんぺんの糖質量も多めですが、少なくすれば大丈夫ですので食べています。
その他はお豆腐と油揚げのお味噌汁。
小松菜としめじ、ベーコンの炒め物。
粉豆腐の炒り煮。
仕事からの帰宅後、お腹がペコペコで耐えられない時は、夕食前にもずく酢をトマトにかけて食べたり、納豆をお豆腐にかけて食べました。
口が寂しい時は、昆布や茎ワカメを食べて過ごしました。
反動で、どうしても食べたい気持ちが勝った時は、ちんすこうや、クッキーなどを食べてしまうこともありました…。
日本のスーパーフード粉とうふ
夜食べていた粉豆腐は、高野豆腐を粉状にしたもので、結構お腹が一杯になります。私が使っている粉豆腐の炭水化物は160g(1袋)当たり3.4gですが、食物繊維の量は書いていないので分かりません(豆腐の他に凝固剤や重曹も入っています)。
乾燥した高野豆腐100g当たりの炭水化物は4.2gですが、その中の食物繊維の量は2.5g含まれています。ということは糖質の量は1.7gということになります。食物繊維が多く含まれていて糖質が少ないという糖質制限食にとって有り難い食材であることが分かります。これには助けられました。
ここまでは糖質制限として成功ですが、この後、間違えたダイエットを行なって悲惨な結果になります。
過激なダイエットで失敗。身体がボロボロに…
身体が軽くなって、20代のうちに着たかったフレンチスリーブやミニスカート、ふんわり広がるスカートなどを着こなせたのは、本当に嬉しかったです。
しかし、だんだん体重が軽くなるに連れ、人から華奢だねとか、細い!と言われることが快感になり、ダイエットが過激化してしまいました。気づけば忙しさと、痩せたい願望で、夕食をまるっきり抜いてしまうことも増えました。
そうしたところ、次第にあまり食べられなくなっていきました。胃が小さくなった!なんて喜んでいたら、周囲からも痩せすぎを心配されるようになって、仕事中に遂に倒れてしまいました。思い返せば、ひどい目眩が続いていました。
病院では「栄養失調症」と指摘され、点滴を受けました。2ヶ月で体重は54キロから10キロも落ち、44キロになっていました。元々54キロだった時のBMIは約20と普通体型から、10キロ落ちた44キロになったBMIは16の低体重になっていました。
失敗から学んだこと
特に良くなかったのは、夜の食事を抜いたことで短期間に急激に痩せすぎたこと。今まで着ていた服もブカブカになり、頬もコケて逆に老け込みました。
やはり、やり方や注意点をしっかり勉強して、知識をつけた上で正しくダイエットすることが大切だと思い知りました。30代になった現在は、それを教訓に、今までの夜だけお米を食べないようにする糖質制限を続けています。
[参考記事]
「糖質制限食(低炭水化物食)における糖質1日の必要量」
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