今回の記事は30代男性に書いていただきました。
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ダイエット前の食生活は「安さ」しか重視していませんでした。おかずは少なく、ご飯を毎食大盛2杯、昼食はドラッグストアで一袋20円のうどん麺を二つ買って、適当に醤油で味付けするだけ…といったひどい食生活を送っていました。安価でおなかを膨らませるには、結局炭水化物が一番なんですよね。そのような生活を続けていたせいで体重は徐々増えて、とうとう180cm90kgに。
スーパー銭湯に行った時に自分の全身の姿を鏡で見たのですが、あまりにも醜い姿にショックを受けて、この日を境にダイエットを決意しました。しかし、ダイエットというと食べる量を減らすくらいしか思いつきません。そこで、本屋に行ってダイエット本を探していたところ、江部先生の糖質制限の本を見つけました。本の最後に載っている糖質が多い食品に気をつけて、さっそく糖質を減らす生活を始めました。
糖質制限ダイエットの始まり
まずは摂りすぎている炭水化物を減らすため、毎食のご飯を「大盛2杯」から「小茶碗1杯」に減らしました。そして、パン、麺類は食べない、甘いおやつは食べない、コーヒーに入れる砂糖をカット(つまりブラックコーヒー)、ジュース類は飲まないと我慢生活の始まりです。
〇朝食は納豆、小茶碗に白米1杯、味噌汁、卵料理、野菜
〇昼食は納豆、小茶碗に白米1杯、おから料理、ゆで卵、野菜
おから料理は大きめのフライパンで野菜、肉、おからを混ぜ、大量に作って保存しています。
〇夕食は小茶碗に白米1杯、肉もしくは魚、おから料理(肉や魚を食べないとき)、野菜
ダイエット中もお腹いっぱい食べたい!
我慢の甲斐があり、2週間で体重は3kg落ちました。実際に体重が減っているという成果でモチベーションを保ってきましたが、やはり我慢だけの生活が徐々にきつくなってきます。空腹でイライラすることも多くなってきて、それを紛らわすために糖質が少なくたくさん食べれる食材を探し始めます。
「目で見る食品 糖質量ハンドブック」を買ってきて調べましたが、「糖質が少なくたくさん食べれる食材」は肉という結論に至りました。魚も糖質が少なく候補に挙げましたが、なにせ肉よりも金額が高いのがネックでした。卵も糖質が少ないですが、何個も食べられません。消去法で行くとどうしても肉になってしまいます。この日以来、肉を1食に300gほど食べるようになりました。肉の種類は鶏肉が9割です(鶏肉の方が豚肉や牛肉より健康に良いとWHOが言っていたからです)。
リバウンドしにくい身体を作るために
糖質制限と同時に、筋肉量を増やして基礎代謝を上げることも試みました。基礎代謝が低い人はエネルギーの消耗が少なく、太りやすいので、肥満予防のために筋トレは有効です。1日に決まった回数は決めていませんが、暇な時に腕立て伏せ20回、腹筋ローラーを10往復しています。これを1日に3セットほど行っています。
腹筋ローラーは頑張りすぎると腰を悪くするので、膝を付きながらローラーを前後に動かすことをお勧めします。
どうしてもお腹が空いた時に食べていた食材
糖質制限を始める前にもオヤツは食べていたのですが、今では糖質が少ないものを選んで食べています。以前はチョコレートやケーキなど甘いものを食べていましたが、糖質制限を始めてからはチーズもしくはゆで卵を食べるようになりました。これらの食材は糖質が少ないので、気にすることなく食べることができます。
おからとの出会い
先ほど「糖質が少なくたくさん食べれる食材」は肉と言いましたが、家計が苦しい時は肉を毎日食べることができません。そこで、また「糖質が少なくたくさん食べれる食材」を探しましたが、価格と栄養面のバランスから「おからがベスト」という結論にたどり着きました。おからの100g当たりの糖質は2.3gで、食物繊維が100g当たり11.5g入っています。おかげで便秘もなくお通じは順調です。
また、400gで約50円という抜群のコストパフォーマンス、豆腐店によってはタダ同然でもらえるところもあります。ボソボソ食感も、ゆっくり食べて空腹を紛らわすのにいい感じです。炊いた野菜や鶏肉などと和えて大量に作り、毎食少しずつ食べていきました。
ダイエットの成果が目に見えてくれば意識も変わる。
糖質制限を続けて2か月間で12kg減量できました。実際数字に表れると、「このやり方が正しかったんだ」と自信がついてきます。また、体脂肪率も少しずつ減り続けています。糖質制限をすると体脂肪が減ると江部先生が言っていましたが、これは本当でした。肉を食べると体脂肪が増えるという思い込みがありましたが、糖質の方が体脂肪への影響が大きいのだと認識が変わりました。
体重減少は12kgで止まってしまいましたが、半年間維持できています。封印していた甘いおやつも少しだけ解禁していますが、太ることはありません(ビスケットであれば2枚くらいですが)。
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