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糖質制限食を食べていると冷え性になるって本当?

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糖質制限食を食べてから、体が冷えやすくなったと訴える人もいますが、実際にはどうなのでしょうか。

結論から先に言うと糖質制限を適切に行っていれば冷え性になることは考えにくいです。

少なくても通常の高血糖の食事よりも冷え性にはなりにくいです。

では糖質制限食を食べていると冷え性になりにくい理由を3点示します。


冷え性の原因の一つはパン、白米、お菓子、ケーキなど糖質が多い食べ物です(小麦粉や蕎麦粉は特に体を冷やします)。

通常の食事の糖質の割合はどれくらいなのかご存知ですか。

答えは60%です(糖質60%、タンパク質15%、脂質25%)。

これは明らかに多すぎます。

なぜ、糖質を摂りすぎると体が冷えやすくなるのか。

以前、「糖質を摂りすぎると老化(老ける)が進む?」で最終糖化産物について書きましたが、これは血中の過剰になった糖がタンパク質と結合することで発生する物質です。

この物質が血管に溜まると血液の流れを悪くし、それが足の冷えなどにも繋がります。

冷えというと女性の病気と思いがちですが、中高年の男性でも動脈硬化による冷えが起こります。血管が詰まると血液の流れが悪くなり、温まりにくくなるのが原因です。

オムロンのホームページから引用

一番厳しい糖質制限の糖質の割合は12%で糖質の量がかなり少ないため、最終糖化産物も作られにくく、血液の滞りは少なくなります。

その結果、冷え性になりにくくなります。


糖質制限食を食べている人は基礎代謝が高いので、体温が低い人は少ないです。
基礎代謝とは脳や内臓を動かすためのエネルギー量のことをいいますが、これが消費エネルギーの7割を占めます(基礎代謝の7割が体を温めることに使われているので、基礎代謝が高いと冷えにくくなる)。
なぜ、糖質制限食を食べていると基礎代謝が高まるのか。

それは糖新生が行なわれるからです。

糖新生は食べ物からのブドウ糖の供給が少なくなった時に、肝臓で中性脂肪からブドウ糖を生産する仕組みですが、このブドウ糖の消費により基礎代謝が高まります。
それ故、糖質制限食を食べていて低体温になる人は少ないのです。


タンパク質の摂取量が少ないと筋肉量が減って基礎代謝が落ちます。

基礎代謝が落ちるということは消費される熱量が少ないことを意味しますので、体が冷えやすくなります。

糖質制限の場合にはタンパク質の割合が約35%あり、一般の食事(約15%)よりも多いですので、筋肉を構成するタンパク質の材料にはこと欠きません。

カロリー制限食はタンパク質の摂取量が少なく、筋肉量が減る可能性がありますので注意してください。

以上、糖質制限食を食べていると冷え性になりにくい理由の説明は終わりにしますが、もし糖質制限をしていても冷え性が治らない人がいるとすると考えられる理由は「痩せすぎ」です。

つまり、糖質制限と同時にカロリー制限までしてしまっている人です。

この場合には摂取エネルギーよりも消費エネルギーの方が大きいので痩せてきます。

摂取するエネルギーが足らないと生み出される熱量も少なくなることを意味しますので、体が冷えやすくなります。ですので痩せすぎには注意してください。

身長に対してどれくらいの体重が適切かを計算するBMIという指標がありますが、このBMIが18.5未満になっていると痩せすぎです。

このBMIは「keisan」というサイトで簡単に計算できます。

以下は私のBMIをこのサイトで計算した結果ですが、BMIは20.72でした。

 

2016-05-24_090446

一般的にはBMI20から25がベストだと言われていますので、私はその範囲以内です。

ですので、冷え性はもちろんありません。

女性にとってはBMIで理想的な体重を求めると世間的には「太っている」ことになりますが、健康を維持するために仕方がないと割り切れるかどうか。

女性の美に対する執念は男性には分からないくらい大きいので、せめてBMI18.5未満にならないようにしてください。

[補足1]

アイスクリームやアイスコーヒーなど冷たいものも体を冷やします。

体に入った冷たい食べ物は体の中の熱量を使って温められるので、その処理で熱を奪われます。

[補足2]

糖質制限の第一人者の江部先生は1日に1800~2400kcalキロカロリー摂っているそうです(これに加えてアルコールを最大500キロカロリー)。

カロリー制限食と比べると最大400キロカロリー多いですが(アルコールを入れると900キロカロリー多い)、これだけ食べれば生み出す熱量も多くなり冷え性も解消できると思います。

男性1600~2000kcal
女性1200~1600kca

糖尿病治療ガイドのカロリーの基準値

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