Read Article

広告

痛風を予防するために糖質制限を実践。結果、痛風発作は減少

 

この記事は40代の男性に書いていただきました。

………….

 私が痛風を発症したのは今から10年ぐらいです。ある時突然、右の足の甲が腫れて、歩くのが困難になりました。「どこかにぶつけたかな」と思い整形外科に行きましたが、「骨は、なんでもないですね」と言われ、内科を勧められました。

 それから、尿酸値を血液検査で測ってもらうようになったのですが、なんと8.5の高数値です。尿酸値は7以上で高尿酸血症と診断され、痛風発作のきっかけになります(尿酸値が高くても痛風発作を起こさない人もいるので体質によります)。

 これで痛風だと断定されて、尿酸値を下げる薬であるアロプリノールを数ヶ月飲みました。ずっと薬を飲んでいたわけではなく、痛風発作が起こると薬を飲み、痛みが収まると、薬を止めて、しばらくするとまた再発するを繰り返していました。この9年ぐらいは、このように日々痛風の不安と戦っていました。

広告

痛風に反撃開始

 肥満と痛風の関係性は以前から知っていましたので、痛風の予防のためにどうやって痩せることができるのかを探していました。

 偶然にも歯医者さんの待合室にあった糖質制限の本を何気なく手に取ってことが糖質制限に取り組みきっかけになりました。ここの歯医者さんに聞くと血糖値が高すぎると寝ている時に歯ぎしりが激しくなり、治療しても歯が割れてしまうとのことです。そこで、患者さんに糖質制限を勧めているそうです。

 そして、さっそくアマゾンでその本を注文して1週間後から実践しました。その他にも糖質制限専門の内科医江部先生のブログやこのサイトを参考にしました。

 糖質を制限するためにお酒はビールを止めて、焼酎にしました。焼酎などの蒸留酒は糖質が含まれていません。医師には「お酒の飲み過ぎは、脱水を起こし尿酸値の上昇の原因になるから痛風には良くない。控えるよう」と言われましたが、なかなか止められず、とりあえず水分を多く摂るようにしたりして脱水には気をつけています。

 そして糖質制限の間は糖質の多いラーメンなどの麺類、チャーハンなどのご飯類、そしてパンは1日に1食しか食べずに、肉、魚、野菜、ゆで卵などの糖質が少ない料理を中心に食べていました。

 魚を食べる場合、尿酸が増える原因になるプリン体が多く含まれているカツオは避けていました。それとイワシやアジの干物やかつお節などの乾燥した干物もプリン体が多いので避けていました。

 このような生活を送っていたお蔭で3か月で12キロ体重が落ちました。また、糖質制限の間は尿酸値が低くても、予防的に体の中に蓄積した尿酸結晶が完全に消えるまで一年近くアロプリノールを飲みました。

その後の痛風発作

 メタボが解消してたので、古いズボンを全て捨てて、標準サイズのズボンになりました。Tシャツもぶかぶかになり外で着るのは恥ずかしいので、今では寝間着になっています(笑)

 痛風と肥満の悪い関係性が解消し、痩せた今では足の捻挫のような軽い痛みのある発作を起こしても、強烈な痛さを伴う発作は発症していません。

 力仕事した後は体の関節や筋肉に蓄積した尿酸結晶が剥がれ落ちて、突然嫌な発作の予感がするのですが、だんだん体の中の尿酸結晶が減ったのか、力仕事した後も発作の兆候が感じられなくなりました。

 血液検査の結果、中性脂肪、コレステロール、尿酸値は正常ですが、GOT(肝臓機能の指標)がやや上昇しています。GOT上昇の原因はお酒の飲み過ぎですので、今後お酒の量を減らし、努力していきたいと思います。

 とりあえず、糖質制限で減量したことと、アロプリノールを根気よく飲み続けたことによって、痛風発作が起きない状態を保っています。

 体重が標準的になったら、1日に2回お米を摂るようにしましたが、お腹がぽてっと膨らんでくるので、腹を膨らませるのは、炭水化物が元になっているんだなと、つくづく思います。また、1日1回のお米の摂取に戻したいと考えています。

[参考記事]
「痛風とは一体どんな病気?」

URL :
TRACKBACK URL :

LEAVE A REPLY

*
*
* (公開されません)

Return Top