糖質制限を実践している人の中で、「うどんはダメだけど十割蕎麦ならOK」と思っている人も多いことでしょう。今回はうどんと十割蕎麦の糖質量を検証してみましょう。
まず、うどんの糖質量から見ていきますが、「生うどん」の100g当たりの糖質量は 日本食品標準成分表2015年版によると55.6gです。そして、お店で食べるうどんの糖質量は「かけうどんの小サイズ」で約60gです。「中サイズ」では100gを超えます。これは天ぷらなどの付け合わせがないシンプルな状態の糖質量です。「かけうどんの小サイズ」の糖質量はだいたい普通茶碗の白米1杯と同じです。
では次は十割蕎麦の糖質量を見ていきましょう。私が昨日、スーパーマーケットで買ってきた十割蕎麦の炭水化物の量を見ると100g当たり74.7gです。食物繊維が4gくらい含まれているので糖質量は70gになります。糖質量は書いていないのであくまでも予想です。
「糖質制限ではうどんはダメでも十割蕎麦は大丈夫なの?」というタイトルの結論は、「糖質制限ではどちらも食べることはできない」です。糖質量があまりにも多すぎます。うどん県と言われている香川県に糖尿病患者が多いのも納得がいきますよね。
もちろん、量を少なくすれば麺類も食べることは可能ですが、「小うどん」でも物足りないのに、これ以上減らすと当然満足できません。外食でうどん屋さんに行った時に「小うどん」を恋人とシェアするのも貧乏くさいですよね(笑)半分ずつにしたとしても糖質量は30gになるので厳しい糖質制限(1食20g、1日60gの糖質量)ではアウトです。
家でうどんを食べる場合には大抵は以下の写真のような茹でたうどんを買ってきますが、重さは200gです。そして、200g当たりの糖質量は54.6gです。「かけうどんの小サイズ」と同じくらいの糖質量です。こんなに小さいサイズの茹でうどんでもかなりの糖質量がありますよね。
結論は糖質制限をしている人は、うどんであろうと十割蕎麦であろうと麺類は食べない方が良いでしょう。