この記事は40代の男性に書いていただきました。
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44歳男性、身長は169cm、現在の体重は65キロです。約半年前(ダイエット前)は体重が70キロほどあり、身体が重く感じ、しんどい状態でした。
以前は自営業をしており、毎日の売り上げに一喜一憂しており、それを発散するためにお酒を飲み、たくさん食べるのを繰り返していました。日に日に体重が増えてきてしまい、息切れするのが早くなり、仕事に影響が出始めました。
健康診断の結果もコレステロール値や尿酸値、γ-GTPの値が高くなり医師からも注意を受けていたので、ちょうど良いタイミングだと思い、ダイエットするのを決意しました。
糖質制限という言葉を知りダイエットを決意
学生時代はスポーツをしており、そこそこ筋肉質な体形をしていたのですが、止めてからは筋肉が落ち、現役の時と比較して体力も無くなってしまいました。そこに日々のストレスが増加し暴飲暴食をしてしまい、体重が増えて行きました。
なんとか体重を落そうと決意したのは良いものの、どのようなダイエットが良いか分からず、まず最初に色々調べることから始めました。
もう数十年間は運動をしておらず、身体を動かすダイエットは気乗りがしなかったので、出来るだけ無理なく続けられるダイエットを念頭に置き、しばらく探しました。そして「糖質制限」という言葉に行き当たり、行なうことに決めました。
糖質制限の手法
私の糖質制限の手法はお米などの主食やイモ類、果物、お菓子やジュースなどを摂らない代わりに肉、魚、葉物類などの野菜、きのこ類、海藻類、大豆製品などは普通に3食に食べました。
お酒は糖質の多いビールやワインを止め、蒸留酒である焼酎の炭酸割りやウイスキーにするようにしました。ただ、蒸留酒はアルコール度数が高いので、飲むのは2日に1回のペースです。
特に変わったところがなく、オーソドックスな糖質制限です。
諦めない気持ちで淡々と続ける
ダイエットを始める前はお米中心の食事をしていたのですが、お米を食べないでオカズだけ食べる手法に切り替えてから、最初はとても違和感がありました。
たとえばダイエット前の食事の一例ですが、
朝食:お米×2杯、味噌汁、焼いた魚、漬物、納豆など。
昼食:外食が多くラーメン、パスタ、とんかつ、定食、中華
夕食:アルコール5~6杯、ご飯×2杯、から揚げ、サラダ、肉じゃが、野菜炒め、味噌汁など。
元々炭水化物が大好きで、白いご飯はもちろんラーメン、うどん、そば、パスタ、パンなど、あらゆる炭水化物を毎日のように摂っていました。お米を朝と夕食に普通茶碗2杯食べるという、今から考えると恐ろしいことをしていたなと思います。お米だけで糖質量は100gを超えています。
こんな状態ですので、お米を摂らないことに違和感を覚え、主食を食べてしまいたい気持ちに負けそうになったときもあります。オカズを結構食べているのに満足しない感じがしばらく続きました。
ですが、ここで諦めてしまったら健康診断の結果も悪いまま変わらず、リスクだけが残ってしまうと思い、何とか欲求に負けずにガマンして続けていきました。
肉や魚は大好きなので、それをガマンせず食べられる事はせめてもの救いでもありました。妻も応援してくれ、おかずだけでも満足できるよう料理に手間暇をかけてくれ、白ごはん風にみせかけたりと試行錯誤してくれました。
その甲斐あってか、3週間を超えたあたりから体つきに徐々に変化が見え始めました。
体重が落ち念願のダイエットに成功
最初は体のラインに変化が起こりました。それまで出ていたお腹が少し引っ込み、ベルトの穴がひとつ小さくなり、これは成功している!と今やっていることにやっと確信が持てました。妻も喜んでくれた事が嬉しく、さらに強くモチベーションが高まるきっかけになりました。
体重が落ちるペースは華やかさはないですが、1ヶ月で1キロくらいです。正直もう少し落ちるかな、と期待していましたが1ヶ月で1キロくらい落すのが体に負担をかけないと聞き、納得することができました。
体重が落ちたことで気持ちにも余裕ができ、主食を食べなくても満足できるようになりました。気持ちに余裕ができると食べることに対する執着も無くなり、以前からは考えられないくらい、食事の量も減りました(と言っても普通の人の食べる量と同じですが)。
それからも1ヶ月1キロのペースで体重は落ち続け、これまで感じていた疲れやすさなども軽減され、仕事がはかどるようになりました。
そして6か月後、念願の体重マイナス5キロ!を達成しました。
ここまでくると、もう暴飲暴食をしたいと思いませんし、何より身体の軽さが心地良いので、今後はこの体重をキープしていくことがメインとなりそうです。
その後の健康診断でもγ-GTPの値はあまり変わりませんでしたが、コレステロール値や尿酸値は下がり、なんとか良い数値になりました。
ダイエットで大切なことは何があっても諦めない気持ち、そして自分にあった継続できる方法を見つけることだと強く思いました。