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お餅の糖質量はどれくらいあるの?糖質制限で食べられるの?

 

 お餅といえばもち米から作られていることは誰でも知っていますが、実は普段食べているお米と糖質量は違います。

〇通常のお米100g当たりの糖質量は36.8g。
〇もち米100g当たりの糖質量は43.5g。

 なんと6.7gも糖質量が違うのです。

 お餅は通常のご飯と比べて水分量が少ない上に固めているのでサイズは小さめです。ですので、50gサイズのお餅であれば大きな口の人なら一口です。食べすぎる危険性があるので気を付けなければいけません。

 私がスーパーで買ってきたお餅がありますので、どれくらいの糖質量があるのか紹介します。

 上の写真のサイズで50gの重量があります。そして50g当たりの炭水化物の量ですが、25.2gです。これは炭水化物の量ですので、糖質量とイコールではありません。炭水化物は糖質+食物繊維ですが、お餅には50g当たり0.2gくらいの食物繊維が含まれています。

 ですので、炭水化物(25.2g)=糖質(25g)+食物繊維(0.2g)ということになります。つまり、お餅は重量の50%が糖質からできていることになります。通常のお米は重量の約37%が糖質ですので、お餅と比べて13%も糖質量が少ないです。

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糖質制限でお餅は食べられる?

 糖質制限の基準はこのサイトで何回も書いているので、お分かりだと思いますが、復習してみましょう。糖質制限の基準は「1日140g以内の糖質量」です。もちろん、10gを超えたからと言って糖質制限にならない訳ではないので、一つの目安と考えていただければ大丈夫です。日本人は1日300gくらいの糖質量を摂っているので、多少基準から外れてもダイエット目的の人であれば効果はあります。

 ただ、糖尿病の人の場合、一般の人と較べて糖質1g当たりの血糖値の上昇する値が違うので、シビアに糖質量を守った方がいいです。

[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)
〇日本人の1日の糖質摂取量は300g前後

 お餅の糖質量は1つ(50g)当たり25gの糖質量を含むと書きましたが、上の基準に当てはめると、厳しい糖質制限では1つ食べてだけで糖質量を(1食当たり)5gオーバーしてしまうのでアウト。緩い糖質制限では1日の糖質量を140gに設定すれば1食1つくらいは大丈夫です。

 通常はお餅だけを食べるわけではないので、その他の食品の糖質量も考えなくてはいけません。「栄養は偏っているけど糖質だけは範囲以内だからいい」という考えは間違えで、必ず健康を害します。お肉もお魚も野菜も食べつつ糖質制限以内にするという意識を持ってください。

 もうすぐ年末になり、お餅が大活躍するときが迫っています。お雑煮、お汁粉では最低でも2つは食べますよね。これだけで1食分での糖質制限の基準をオーバーすることになるので、気を付けてください。

[後記]
 記事を書くために久しぶりにお餅を2つ食べましたが、早速眠くなりました。やはり、糖質は催眠効果が抜群です。お肉をたらふく食べても眠くならないのに、お米を食べると眠くなる。ですので、仕事の効率を考えると朝は糖質制限にした方がいいですよ。

[参考記事]
「寒天ゼリーには糖質が入っているけど糖質制限でも食べられるの?」

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