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餃子の糖質量は?糖質制限で食べても大丈夫?

 

 今回は餃子を糖質制限で食べても良いのかについて説明していきます。日本人は餃子と一緒にお米を食べることが普通ですが、外国人からすると「主食もオカズも炭水化物って変だね」と思うようです。確かに餃子定食を見るとお米+餃子だけで、野菜は一切ない場合が多いですよね。

 私も糖質制限の知識が増えてからは「米+餃子は変だと思うと同時に糖質が多くなりすぎて大丈夫?」と思うようになりました。海外では餃子が主食であり、お米は同時に食べません。

 では餃子の糖質量はどれくらいなのかを説明します。今回私が買ってきたのはスーパーに普通に売っているチルドの餃子です。最初に断っておきますが、私が買ってきた餃子はたまたま糖質量が少ない商品でした。「餃子ってこんなに糖質が多いのです」と書こうと思い、家に帰ってじっくり栄養成分を見るとかなり糖質量が少なかったのです(笑)

 原材料を見てみると野菜が一番多く入っています。二番目に皮の材料である小麦粉、そして豚肉、砂糖….と続きますが、餃子の中の糖質量の大部分を小麦粉(皮)が占めています。小麦粉の7割が糖質から出来ているので、必然的に餃子の糖質量も多くなります。肉まんやパンも小麦粉の皮で覆われていますが、餃子もこれと同類と考えてください。

 上の商品の炭水化物の量は100g当たり7.9gと書いてあります。これでは分かりにくいので1つ当たり(28g)の炭水化物で計算すると2.2gです。6個入り1パック食べても、炭水化物は13.2gです。

 では通常の餃子の炭水化物の量はいくらなのか。「日本食品標準成分表2015年版」によると餃子100g当たりの炭水化物は23.8gあります。1つ当たり(28g)の炭水化物で計算すると6.7gです。上記の商品と較べて炭水化物は3倍くらい多い数値です。ちなみに餃子には食物繊維がほとんど入っていないので、炭水化物と糖質の量はほとんど同じです。
※炭水化物=糖質+食物繊維

 こんなに3倍も糖質量が違うものなのかと疑問に思ったので、色々なメーカーの餃子を調べてみました。比較がしやすいように1つ当たりの重量を28gに統一しています(例えば18gの重さでも28gで炭水化物を計算)。

〇紀文の「うす皮肉餃子」
=>1つ当たりの炭水化物は5.2g

〇味の素の「ギューザ」
=>1つ当たりの炭水化物は5.2g

〇大阪王将の肉餃子 (冷凍)
=>1つ当たりの炭水化物は5.6g

 どれも「日本食品標準成分表2015年版」の数値よりも少ないですが、それでも5g以上あります。そう考えると私が買ってきた餃子の糖質量は少ない!もしかして、誤字ではないかと思っています。

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糖質制限と餃子

 餃子は1つだけ食べるなんてことはなく、通常は数個食べますよね?そうすると餃子だけで数十gの糖質を摂ることになります。少なくても厳しい糖質制限では餃子は食べられません。1食20g以下の糖質量しか摂れないので、餃子1つだけで5gも摂るわけにはいきません。理論的には4つ食べれば20gに収まりますが、栄養的に偏り過ぎなので、健康には良くありません。

 緩い糖質制限ではあれば1食46gの基準以内で多少は食べることができますが、何個食べられるかは他のメニューによります。私のようにお肉+野菜+納豆(全部で糖質量は20g以下)という組み合わせであれば5個食べても大丈夫です。今回、餃子6個といつものメニューを食べましたが、緩い糖質制限の基準値以内でした。

[参考記事]
「焼売(しゅうまい)の糖質量は?糖質制限で食べても大丈夫?」

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