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糖質制限食を実践中にソイジョイを食べて大丈夫か。ソイジョイの糖質は何g?

 

 「ソイジョイ」とは大塚製薬から発売されている商品ですが、名前から分かるように「ソイ=大豆」から作られています。「ソイジョイ プレーン」の原材料を見ると大豆粉が一番前に書かれているので、大豆粉を一番多く使っているということです。

大豆粉(遺伝子組換えでない)、食用植物油脂、砂糖、大豆タンパク、パパイヤ、難消化性デキストリン、パイナップル、タピオカでん粉、食塩/香料、レシチン(大豆由来)

 なぜ、大豆粉を使っているのか。ソイジョイのホームページを見ると血糖値やGI値ついて詳しく説明しているので、相当「糖質」を意識していることが分かります。それで糖質が多い小麦粉ではなく、大豆粉を使っているのです(遺伝子組み換え大豆が多い中、ソイジョイは組み換えではない大豆を使っているのは素晴らしい)。

 小麦粉と大豆粉とでは全く糖質量が違います。小麦粉の糖質については以前の記事で以下の通り書きましたが、100g中7割以上が糖質です。

小麦粉100g当たりの炭水化物は
薄力粉 75.9g(2.5)
中力粉 74.8g(2.8)
強力粉 71.9g(2.7)
全粒粉 68.2g(11.2)
カッコの中は食物繊維の数量

 それに対して、大豆粉の糖質は100g当たり13.1gです(参考記事「糖質制限食では小麦粉はダメでも大豆粉なら大丈夫?」)。小麦粉と比べると6倍も糖質量が違います。最近では大豆粉のパンも登場しており、糖質制限用のパンが増えています。

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ソイジョイの糖質量は

 では、大豆粉を使ったソイジョイの糖質量はどれくらいなのか。ソイジョイには13種類ありますが、一番糖質が少ない種類は「ピーナッツ」「ゴールデンベリー」(いずれも6.7g)、一番糖質が多い種類は「黒糖&サンザシ」(13.7g)です。

 山田悟先生(北里研究所病院)の糖質制限食では間食で10gほどの糖質を摂っていいことになっているので、その方式に従うのであればほとんどの種類のソイジョイは糖質制限食で食べても大丈夫です。もちろん、1日の糖質の総量は以下の通り守ってください。つまり、糖質の総量が140gであればオヤツで10g、食事で130gの糖質を摂ります。

 糖質制限をやり始めの人は食事の量が少なくなりがちで、疲れやすい、ボーっとするなどの状態になりやすいですので、糖質制限食に慣れるまでソイジョイなどの食品を摂ってもいいと思います。

[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)
〇日本人の1日の糖質摂取量は300g前後

[山田悟先生の糖質制限食の基準]
〇3食の食事で60gから120g、オヤツで10g
合計の糖質量70gから130g

 

1
黒糖&サンザシ
糖質13.7g

2
バナナ Caプラス
糖質12.5g

3
プルーンFeプラス
糖質12.3g

4
オレンジ葉酸プラス
糖質11.6g

5
2種のアップル
糖質11.1g

6
3種のレーズン
糖質10.8g

7
ストロベリー
糖質10.7g

8
ブルーベリー
糖質10.7g

9
ミックスベリー
糖質7.8g

10
プレーン
糖質7.1g

11
アーモンド&チョコレート
糖質7.1g

12
ゴールデンベリー
糖質6.7g

13
ピーナッツ
糖質6.7g

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