この記事は30代の女性に書いていただきました。
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きっかけは浴衣
私は30代の女性です。糖質制限を始めようと思ったきっかけは、夏に浴衣を着て参加するイベントで撮った写真。
デザインが気に入って手に入れた浴衣を着てイベントに参加し、記念撮影。いい思い出になったなぁなんて喜んでいたのもつかの間、家に帰ってあらためて写真をじっくり見て、テンションはがた落ち。
BMIは標準範囲内でしたが、元々身長が低く、顔・首周りがスッキリしていなかったこともあり、それを浴衣が強調してしまっていた現実がありました。ですが、そのまま目を逸らし続けていました(苦笑)
このまま現実から目を逸らし続けるのか
思えば仕事や私生活のストレスの発散のため、食欲が増し、毎晩、お腹を満たすのに手っ取り早い白米を1食で1.5合食べて続けていました。さらに食後の甘いものが欠かせなかったこと、そして日頃から仕事・通勤以外に全く体を動かしていなかったこと…これで太らないわけがありません。当時は150cmで体重は50kgありました。手持ちのジーンズ類の殆どがパンパンに。
しかし、ダイエットしたくても少ない収入でしたので、ジムに通ったりダイエット器具・食品を購入することはできません。また、食べることが生きがいで、大食い傾向のある私にとって、食事制限は挫折する可能性が高い…もはや絶望的。
『糖質制限』との出会い
それでも何かいい方法はないかと、ダイエットに関するいろんなキーワードでネット検索をしていたある日、こんな記事を見つけ、「これだ!」と思いました。
『某女優さんは、抜群のスタイルなのに実は大食い!それでも太らないのは、主食を豆腐にしているから』
こんな感じの内容だったと思います。豆腐なら安いし、お腹いっぱい食べても太る心配もない。何より主食を置き換えるだけだからおかずは食べられる!これなら私にもできそうだと思い、早速始めてみました。
方法は『夕食だけ、白米から豆腐に主食を換える』
これだけです。ちょうど暑くなりだした時季だったこともあり、白米を豆腐に置き換えることは全く苦になりませんでした。以下のような食べ方が多かったです。
〈主食代わりの豆腐の食べ方〉
○ご飯代わりにそのまま
○醤油or麺つゆ(ごま油を足しても美味しいです)をかける
○メカブやオクラと一緒に食べる
夕食の主食を豆腐に置き換えたこと以外に特に変えたことはなく、おかずは今までどおりの量を一緒に食べていました。(豆腐は、1丁食べてしまうことが多かったです)
寒くなってくる頃には、「チゲ鍋」のように豆腐とおかずを一緒に食べられるようなメニューにしたりもしました。
豆腐ばかりで飽きそうになったら、時々「おから」を取り入れたりもしました。特に気に入ってよく作っていたおから料理は、おからのお好み焼き・おからチャーハン・おからのドライカレー風・おからもち、です。
気が付けば1年半ほど(妊娠をきっかけに一旦中断しました)、習慣になるくらいに無理なく気軽にこの食生活を続けていました。この食生活のことを『糖質制限』ということを知ったのは、初めてから随分経ってからのことでした。
結果
最初の1ヶ月はそれほど変化はありませんでしたが、2ヶ月経った頃だったか…徐々に周りから「なんだかスッキリした?」「もしかして痩せた?」と言われることが増え、自身の実感としても、きつかったボトムスが元のように履けるようになったり、顔周りが気持ちシャープになってきたようにも感じていました。体重の変化というよりも、体型の変化を大きく感じました。
体重は50kgから47kgへ3kg痩せただけでしたが、150cmで47kgは標準よりも3kgほど痩せています。ですので、そんなに痩せすぎても健康上良くないので、ちょうどいい体重でした。
おからや豆腐を食べ続けたことにより、嬉しい副産物もありました。豆腐やおからに含まれる不溶性食物繊維やオリゴ糖のおかげで便秘が解消されたり、イソフラボンのおかげで、肌の調子が良くなったり生理痛が軽減されたり…この食生活を始める前よりもずっと健康的になれたように思います。
そして、その年の浴衣写真はお気に入りの浴衣をスッキリ着られて大満足でした♪
『糖質制限』生活を振り返って
結果的に『糖質制限』になっていたこの生活を始めてから、結局体を動かすことに関しては、始める前と全く変わりませんでしたが、食生活(夕食の主食を置き換えるだけ!)を変えただけの気楽さで、目に見える、実感できる結果が出せたことには本当に驚きました。時々、友達と食事に行ったり、会社の飲み会で『糖質制限』ができない時もあったのに。
この方法以外に、私に続けられそうなダイエットはおそらく無いと思います(笑)