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糖質制限ではパスタを食べていいの?

 

パスタ麺は小麦粉を使って作られていますが、小麦粉の成分の約70%は糖質です。
ですので、乾燥パスタの100g当たりの糖質も約70gです。
外食で出されるパスタはだいだい乾燥パスタ100gくらいですが、水分が加わることで250gくらいの重さになります。

小麦粉100g当たりの炭水化物は
薄力粉 75.9g(2.5)
中力粉 74.8g(2.8)
強力粉 71.9g(2.7)
全粒粉 68.2g(11.2)
カッコの中は食物繊維の数量

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お店で食べるパスタの糖質を見てみよう

お店では乾燥パスタ麺100gでパスタを作っていますので、1皿当たりの糖質は最低でも70g以上です。
当然、パスタ麺だけで食べるわけではなく、具やソースも加わりますので、1皿の糖質は70g前半から85gの間です。

[タリーズ]
ナスとベーコンのトマトパスタ
炭水化物85.7g

小エビと芽キャベツのレモンクリームパスタ
炭水化物83.3g

[ファーストキッチン]
牛ほほ肉のクリームミートソース
炭水化物75.2g

パンチェッタと彩り野菜のアンチョビパスタ
炭水化物79.4g

パスタは糖質制限で食べられる?

まずは糖質制限の基準を見てみましょう。
[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)

パスタの1食当たりの糖質は70g前半から85gの間といいましたが、緩い糖質制限でも1食46.6gが上限です。
ですので、結論はパスタを糖質制限の実践中に食べるのは難しいです。
しかし、企業の努力で麺の糖質を減らしたパスタ麺も最近では売られるようになってきています。
例えば糖質制限食で治療を行っている高雄病院の江部先生が開発したパスタです。
100g当たりの糖質は8.9gです。
通常のパスタの10分の1くらいの糖質量です。
これであれば厳しい糖質制限の1食20gでも大丈夫です。

このパスタ麺も小麦粉は使っているのですが、その他にコンニャク、卵粉などが入っていて糖質が抑えられています。
コンニャクの糖質量は100g当たり0.1gですので、ほぼゼロです。
卵の糖質も1つ0.2gですので、これも微量です。

[参考記事]
「糖質制限で日清のカップラーメンは食べられるか?全種類を較べてみた」

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