炭水化物.com

糖質制限(MEC食)半年で10キロ減。その後リバウンドした理由

この記事は40代の女性に書いていただきました。

………..

 私は若い頃からダイエットを繰り返していました。簡単な筋トレや、DVDを見ながらの運動、または食べ順ダイエットなどしてきました。しかし、年齢とともに食事を減らしたくらいでは痩せなくなってきたのです。

 ちょうどケトジェニックや糖質制限という言葉が流行ってきた頃、本屋さんでMECについての本を見つけました。MECというのは、M=ミート(お肉)・E=エッグ(卵)・C=チーズを略したものです。一日に肉200g、卵3個、チーズ120g食べますが、私の場合、これに加えて野菜も食べます。そしてこれらの食材を最低30回よく噛んで食べます。

 ちなみに私は40代女性、身長170センチ、ダイエット前の体重は体重85kgです。この体重が半年で10キロ落ちたのです。

広告

具体的な食事の内容

 とはいえ、肉、卵、チーズだけというのは私自身は良いのですが、夫の食事もあるのでそれだけというわけにはいきません。そのため、肉、卵、チーズを取り入れつつ、味付けを甘くしたい場合にはエリスリトール(ラカント)という甘味料を使っていました。この甘味料は血糖値を上げず、虫歯の原因にもならず、そのまま体外に排出されます。

 また、炭水化物(とくに白米)が大好きなため、ストレスがたまると続かないなと思い、月に2回は外食をしていました。外食は、時々はラーメンなど炭水化物を食べることもありましたが、なるべく定食を食べ、ご飯を残すなどの工夫もしました。

 ある日の食事の内容は以下のような感じです。

朝:チーズ、ココナツ入りコーヒー

昼:お弁当。中身はお肉を炒めたもの(味付けは塩コショウ)、卵焼き(ラカントで味付け)、いんげんやピーマンなどの野菜を炒めたものや茹でたもの。

夕:から揚げなどお肉料理またはお肉と野菜を炒めたもの(回鍋肉など)、野菜(サラダやおひたし)、冷奴など

 から揚げの衣は糖質が多いのですが、私は気を遣いませんでした(細かくやると続かないので)。そして基本、甘味にはラカントを使っていました。

ダイエットの結果

 この生活を約半年行ないましたが、いちいち糖質の量など考えなくても、肉・卵・チーズ・野菜を摂っていれば良かったことが続いた理由だと思います。

 結果、半年で10キロ痩せました。始めた時の体重は85キロでしたので、75キロまで落ちました。効果も目に見えてあったので周りからもやせたねと言われることが多く、とてもうれしかったです。

 しかし、半年たってから挫折してしまいました。ダイエット前のように糖質を摂る生活になるとすぐに体重が戻ってしまいました。

 何故ダイエットに失敗したのかというと、仕事が忙しくて家でごはんが作れなかったり、職場に持っていくお弁当をコンビニで買ったりするとどんなものにも糖質の入ったものばかりです。糖質ゼロの麺なども売ってましたが、味がおいしくないものばかりだったので食べる気がしませんでした。

 また、頑張って自分で作るようにしても、この3つの食材で何かを作ろうとしてもレパートリーが少なく飽きてしまいました。そこが挫折の原因だったと思います。

メリットとデメリット

 MECのメリットは、肉卵チーズを規定量摂るだけという手軽さ。

 しかし、ご飯やケーキが好きな人はその欲求と戦わないとならず、結局ストレスで食べてしまうことも考えられます。

 また、この3つの食材は意外とアレルギーがあってだめということもあり、初めは大丈夫でもあとから症状が出てくることなどが考えられます。

 私は大丈夫でしたが、便秘にも気を付けた方がいいでしょう。そのため、野菜やワカメなどの食物繊維の多い食品を取り入れるのも手です。

 お財布にも優しくないので(お肉とチーズが高い)、合わないと分かれば直ぐに止めることをお勧めします。

モバイルバージョンを終了