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黒豆の糖質量はどれくらいあるのか。糖質制限で食べても大丈夫?

 

 今回は味付き黒豆の糖質量について書いていきます。まずは豆の栄養成分から説明します。

 黒豆は大豆の一種ですが、有名な品種は「丹波黒」です。主に京都や滋賀で栽培されています。「丹波の黒豆」と聞けば誰でも知っています。皆さんが食べるとしたら、正月か、黒大豆納豆くらいでしょうか。

 栄養成分は普通の大豆と比べて多少違ってきます。以下の通り、黒豆の方が糖質量は多いです。

●乾燥大豆100g当たりの炭水化物の量は29.5g
糖質11.6g、食物繊維17.9g

●乾燥黒大豆100g当たりの炭水化物の量は30.8g
糖質14.8g、食物繊維16g

※炭水化物とは糖質と食物繊維を足した成分

 このように黒豆の方が糖質量が多いですが、糖質量だけで食べるかどうかを決めてはもったいないです。なぜなら黒大豆ポリフェノールには血管を若返らせる作用があると、神戸大学とフジッコ株式会社が発表しているからです。玄米も全粒粉も黒くて、栄養成分が豊富ですから、「黒」には不思議な力が宿っているのかもしれません。

当社はこれまで、黒大豆の種皮に含まれるポリフェノールに着目し、様々な機能性研究を行なってきました。特に、血管・血流に対する作用について、血管の細胞機能の改善、冷え性改善、むくみ改善などを確認してきました。

日本経済新聞より引用

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味付き黒豆の糖質量は

 今回はスーパーマーケットで買ってきた商品の栄養成分で説明していきます。

 この商品の栄養成分を見ると100g当たりの炭水化物は37.7gあり、内訳は糖質33g、食物繊維4.7gです。先ほどお伝えした大豆の栄養成分は乾燥した大豆のものですが、このように商品になっている大豆は茹でています。茹でているということは水分を含むので、栄養成分も変わっていきます。

 茹でた大豆の100g当たりの炭水化物は8.4gで、内訳は糖質1.8g、食物繊維6.6gです(黒大豆の正確な数字は分からなかったので、通常の大豆の栄養成分です)。

 この商品と茹でた大豆の栄養成分と較べると前者の方が30gほど糖質量が多いですが、この分は味付けです。原材料名を見ると砂糖、水あめ、みりんで味付けをしています。

 糖質制限で食べられるかどうかですが、まずは糖質制限の基準を確認してください。緩い糖質制限では1日140gが最大ですので、1食で言えば46gくらいは糖質を摂ることができます。

 例えば以下の3つを食べたとします。
味付き黒豆100gの糖質量は33g
鶏肉の糖質量は0g
キャベツ100gの糖質量は3.4g

 これらを足しても緩い糖質制限であれば範囲以内です。肉や野菜に醤油やマヨネーズで味付けしたとしても収まります。

 さすがに厳しい糖質制限では味付き黒豆は無理です。どうしても黒豆の健康効果を享受したいのであれば黒納豆にしましょう。

[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)

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