炭水化物.com

糖質制限を実践中でも食べられるパスタ

 

 私は糖質制限をして数年たちますが、パスタは数回しか食べていません。理由は当然、糖質量が多いからです。パスタにはどれくらいの糖質量が含まれているのかご存知でしょうか。

〇たらこパスタ185g当たりの糖質量は約51g
〇カルボナーラ185g当たりの糖質量は約51g
〇ペペロンチーノ185g当たりの糖質量は約52g
〇トマトソースパスタ185g当たりの糖質量は約54g
〇ナポリタン185g当たりの糖質量は約58g
〇ミートソーススパゲッティ185g当たりの糖質量は約57g
〇明太子クリームパスタ185g当たりの糖質量は約54g

 どのパスタも50gオーバーです。通常のパスタの重さは250gあるので、これで計算をし直すと70g前後の糖質量を含むことになります。185gで計算したのには訳があって、今回、私が購入した糖質制限用の「明太和風パスタ」(おたるダイニング)の重さに合わせたからです。このパスタの糖質量は185g当たり10gです。通常のパスタの5分の1の糖質量です。

 緩い糖質制限の1日の糖質量の上限は140gですので、1食に換算すると46gです。パスタの量を185gに減らしたとしても、この基準値をオーバーすることになります。

[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)

広告

「明太和風パスタ」が低糖質な理由

 下の材料名を見れば一目瞭然ですが、一番多く使われているのは大豆粉です。

【パスタ】大豆粉、明太子、バター、小麦たんぱく、植物油脂、酒精、大豆たんぱく、卵白、醤油、食塩、風味調味料、こんにゃく粉、加工デンプン、アルギン酸エステル、ゲル化剤、酵素、着色料、調味料、トレハロース、香辛料抽出物、発色剤、乳化剤

【明太子】明太子、調味料、トレハロース、香辛料抽出物、着色料、発色剤

【刻みのり】焼き海苔

 大豆粉の糖質量は、「日本食品標準成分表」によると100g当たりの糖質量は11.1g、日本食品分析センターの資料では同条件で13.1gになります。

 この大豆粉に小麦たんぱく、大豆たんぱくを混ぜて麺に仕上げているのですが、小麦たんぱくの糖質量は大豆粉と同じくらい、大豆たんぱくの糖質量は100g当たり3.3gです。糖質量の少ない粉ものを選び、それを上手く組み合わせて、麺を作っています。小麦粉は100g当たり70g以上の糖質量を含むので、なかなか使いずらいのです。

①「小麦たんぱく」とは文字通り、小麦からタンパク質を取り出したものですが、糖質は0gではありません。商品によって違いますが、小麦たんぱく100g当たり8gから10gくらいの糖質が含まれています。

②「大豆たんぱく」も大豆のタンパク質比率を高めた食材ですが、加工の仕方により大豆たんぱくの糖質量は大きく違ってきます。
〇「粒状大豆たんぱく」100g当たりの糖質は18.9g
〇「分離大豆たんぱく」100g当たりの糖質は3.3g
〇「濃縮大豆たんぱく」100g当たりの糖質は7.0g

 そして、次に多く入っているのが明太子ですが、100g当たりの糖質量は3gです。「明太和風パスタ」には明太子が15g入っているので、これで計算をし直すと糖質量は0.45gです。補足ですが、食品100g当たりの糖質量が5g以下であれば低糖質食品と認定されます。

 ちなみに売られている明太子の1本あたりのサイズは50g程度ですので、糖質量は1.5gになります。でも、明太子はお米と一緒に食べてこそ美味しいのであって、単独ではなかなか食べません。ですので、私は糖質制限をしてからほとんど明太子を食べた事はありませんでした。

味の評価

 味はお店で食べる明太和パスタとほぼ変わりなく、美味しいです。付け合わせの明太子の他にも、麺自体に明太子が練りこまれているので、味が濃厚でした。ただ、量が少ないので、糖質制限を実践中の人は焼き魚や野菜などと一緒に食べた方がいいです。

[参考記事]
「糖質制限ダイエットを実践中でも食べることができるピザ」

モバイルバージョンを終了