この記事は30代の女性に書いていただきました。
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■ 夫婦で痩せようと思ったきっかけ
妊娠が分かり、何の疑問も抱かずに出産を迎えられると思っていましたが、まさかの切迫早産で仕事を休職。妊娠中は自宅安静を言い渡され、1日中ベッドで寝ている生活が始まりました。
動けないストレスで私の食欲は以前よりもパワーアップしてしまい、結果的に73kg(身長160cm)まで体重が増えてしまいました。
出産してしまえば痩せるから!と看護師さんに慰められましたが、産後に体重を戻せるリミットの半年を過ぎても私の体重は68kgあたりを行ったり来たり。この辺りから真剣にダイエットについて考え始めました。
〜夫の場合〜
夫はもともと小柄でぽっちゃりタイプ。お酒は飲まない、スナック菓子も食べない人でしたが血液検査で尿酸値が10を超えていることが判明し、痛風を発症(参考記事「痛風とは一体どんな病気?」)。
追い討ちをかけるように脂肪肝であることも分かり、このままでは命の危険があるとのことでダイエットを決意しました。
■夫婦で糖質制限
こうして二人三脚のダイエットが始まりました。もともとメディアで糖質制限をすることは良い、との情報が流れていたことと過去に糖質制限をして痩せたことからダイエット方法については何の疑問もなくすんなりと決まりました。
しかし、食べることが大好きな夫婦だったのであまり過度に制限をしすぎると必ずリバウンドしてしまうから、ストレスにならないくらいにゆっくり痩せよう、とりあえず1年で4kgぐらいと決めました。
■実際の食事内容、とっても適当です!
以下はある日の食事内容ですが、朝:昼:夜=3:5:2くらいの割合になるようにしていました。
糖質制限前
朝 果物、野菜を入れたスムージー
昼 ラーメン、うどんなどの麺類
夜 ご飯1杯、野菜炒め、焼き魚、味噌汁
※間食にチョコレート、菓子パンなど食べていました
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糖質制限後
朝 納豆、小茶碗1杯、サラダ、ヨーグルト
昼 鶏ムネ肉ステーキ、温野菜サラダ、小茶碗1杯
夜 刺身、ほうれん草のおひたし、具沢山味噌汁
この食事を見ているだけでは少ないと感じるかもしれませんが、慣れてくるとお腹いっぱいになります。厳密な糖質制限をしてご飯〇〇gで糖質が〇〇gと計算されている方がほとんどだと思いますが、それすらストレスになってしまうので計測することを止め、代わりにご飯茶碗を小さいものに変えて強制的にご飯を少なく食べることにしました。
計測することで、「これだけしか食べられないのか」と感じてしまうことで挫折しそうになったので、面倒は全て省き、超適当ゆるゆる糖質制限を目指しました。
お腹が空いてどうしても我慢できない時のために、冷蔵庫には常にブロッコリー、ゆで卵、チーズを常備していました。生卵ではなくゆで卵を常備していたのは生卵からゆで卵を作るのは結構、時間がかかるからです。ゆで卵にはマヨネーズか天然塩を付けて食べています。チーズは金額が高いので、たまに食べていました。
■停滞期にはチートデイ
ゆるゆる糖質制限をして1ヶ月経った頃、体重はゆっくりではありますが夫婦ともに2〜3kg減っていました。目標は1年で4kgぐらいだったので順調そのものです。
順調過ぎたため、「チートデイ」を設けることにしてみました。「チートデイ」は、これまで制限していた糖質をなんでも好きなように食べていい日で、翌日からまた糖質制限するというものでした。早速夫婦でポテトチップス、おせんべい、ケーキ、ピザ・・・たくさん買い込んで久々に満喫しました。
翌日はドカンと体重が増えてゲンナリしましたが、その後糖質制限を続けることでまたゆっくり減り始めました。最終的には1年で夫が68kg→63kg、妻(私)68kg→60kg、3年後には夫63kg→61kg、妻60→53kgになりました(夫婦ともに身長は160cm前後)。
2人とも目標を上回り、大幅な減量に成功しました。夫は尿酸値が7まで下がり、脂肪肝の指摘もされなくなりました。
私の方が体重の減りが大きかった理由は夫は会社勤めですので、お昼ご飯は外食で食べていたからです。同僚と食べていたこともあり、自分だけ炭水化物を抜いたメニューにすることは出来なかったそうです。
■成功するために
厳密に糖質制限をやり過ぎてしまったりするとどうしてもリバウンドしがちです。私たち夫婦は運動もほとんどしておらず上記のようにとっても適当に糖質制限をしていましたが、結果的に痩せることに成功しました。
夫婦それぞれお互いを監視し、おやつに手が伸びそうな時は指摘したり、空腹の辛さを共有したりしていました。一人で実践しても成し遂げることはできなかったと思います。
夫婦どちらか一人だけで糖質制限をする場合にはお米の量を自分だけ減らす、そして、基本は醤油ベースの味付けをしながら、たまにはエリスリトール(血糖値が上がらない糖)で甘い味付けにするなど工夫してみてはいかがでしょうか。そうすればどちらも満足した食生活を送ることが出来ると思います。
私達夫婦は今では糖質制限を制限とすら思わず、完全に生活習慣を変えることに成功しました。
[参考記事]
「糖質制限食(低炭水化物食)における糖質1日の必要量」