この記事は20代の女性に書いていただきました。緩い糖質制限ですが1年間で12kg痩せた体験談です。
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太ってしまった原因とダイエットを始めたきっかけ
私は身長163cmの女性です。学生時代は運動部に入っていて、食生活を気にした事がなかったことと、顔まわりに脂肪がつきにくい体質が災いし、2年間で自分の体重が15kgも増えていることに(48kgから63kg)気が付きませんでした。
太ってしまった原因は就職してから忙しくなって、習っていたダンスや日課だったランニングをする機会が減った事です。また就職した会社は残業が多くて帰宅時間が翌日の2時、3時になる日が続いたので食事を寝る間際に済ませていた事も太る原因になっていたかもしれません。ストレスからか糖質も際限なく摂ってしまっていました。
ある日学生時代の友人から「駅で見かけたけれど、何だか変わり過ぎていて声がかけられなかったよ」と言われ、女性としてはかなりショックを受け、ダイエットを始める決心をしました。
運動する時間が無い人でもできるダイエット
平日は残業が多く、帰りにジムに通う時間も体力もありませんでした。土日も持ち帰りの仕事に追われ、学生時代のように体を動かし消費量を増やす事は難しいと考え、私が最初に行ったのが食事量全体的に減らすという「出来るだけ食べないダイエット」です。
体重は6kgほど減量しましたが、3ヶ月を過ぎたあたりでホルモンバランスを崩したのか月経が来なくなってしまいました。
ですので無理な食事制限ダイエットをやめて、長期間続けても負担の少ない1日の糖質摂取量140gほどのプチ糖質制限ダイエットを行なうことにしました。
糖質を制限するだけで、肉や魚などのタンパク質は食べられるので、空腹感も少なく食事量を極限まで減らすダイエットをしていた時期と比べると随分楽に感じました。
主に食べていたダイエットメニュー
〈朝食〉
●ヨーグルトにココアパウダーやきなこを入れたもの
●6Pチーズ
●キュウリやナスのおつけもの
朝食は毎日ヨーグルトとチーズを食べていました。出勤前は時間が無いので簡単に食べられて片付けも素早く済む食べ物にしていました。
ヨーグルトは無糖の物だったので、味にアクセントがほしい時はきな粉を上にかけるだけでも、ほのかな甘みを感じられて朝食だけではなく小腹が空いた時もデザート感覚で食べていました。
〈昼食〉
●コンビニの野菜パック
●インスタントスープやスープはるさめ
●スルメイカやジャーキー（おやつ用）
昼食は仕事が激務でゆっくり食べられる時間が無かったこともあり、近くのコンビニで買った大きめの生野菜パックに毎日味の違うドレッシングをかけて飽きない工夫をしながら食べていました。
野菜がたくさん入っているスープやスープ春雨も腹持ちが良かったのでよく買っていました。
〈夕食〉
●卵雑炊
●寒天ヨーグルト
●豆腐
●納豆
●焼き魚や赤身肉
夕食だけはお米をしっかり食べました。白米そのものではなく、卵雑炊が多かったです。白米だけよりもチャーハンのように他の食材を入れた方が血糖値の上がり方が緩くなるからです。これは糖質制限で有名な山田悟医師の本に書いてあります。
夕食時に一番と言って良いほど利用した食材は豆腐でした。豆腐の上に納豆を乗せたり、ひき肉とキノコを炒めそぼろ餡にしてかけたりと、ダイエット中は豆腐をごはんの代用としていました。豆腐自体には味の特徴がないので色々な食材を乗せても何でも合います。豆腐は糖質制限ダイエットの強い味方です。
またダイエット中は寒天の粉を買ってきて手作り寒天を大量に作っていました。ヨーグルトなどに混ぜるとかさ増しになり、高いダイエット食品より費用がおさえられました。
※寒天の糖質量は0g
ダイエット中に悩まされた事
私の場合、一番困ってしまったのが睡眠が浅くなってしまった事です。ダイエット初期の頃は朝食をしっかり摂り、昼と夜は軽めの食事にしていたのですが、夜眠りにつこうとすると空腹で寝付けず、眠ったとしても翌朝は睡眠不足のようなボーっとした状態に連日なっていました。
改善策としては朝と昼を軽くして夕食をしっかりめに食べるようにしました。仕事で残業になる日は保温ジャーのお弁当箱にタマゴ粥やそぼろ餡かけ豆腐を入れて前日作ったお惣菜と一緒に会社に持っていくようにしました。量は多めです。
ダイエット成功した要因は無理し過ぎなかったこと
ただの食事制限の時はタンパク質も糖質も関係なく量を食べていなかったために、体重も一気に落ちていきましたが、長期間になると無理がたたってホルモンバランスを崩したり、免疫が下がり風邪を引きやすかったりしました。
1日140gほど糖質が摂れるプチ糖質制限ダイエットではカロリーは減らさずに糖質以外のタンパク質を食べられるので、精神的にもストレスが少なく、ダイエット開始から半年を過ぎてもダイエットをやめたいと思ったことはありませんでした。
気持ち的にも余裕があったためか、ダイエット中にどか食いしたい欲求も特になく、リバウンドにも悩まされずに済んだので助かりました。
夕食しっかりめ糖質制限ダイエットの成果
半年間で8kgほど減りました。そこからは一度体重が停滞し、8ヶ月あたりから再び緩やかに月に0.5kg〜1kgのペースで落ちていきました。
最終的に1年間で12kgの減量に成功し63kgあった体重は51kgになりました。その後リバウンドはせず、仕事が落ちついてからは趣味だったダンスやマラソンを再開し、今では糖質制限を特にしているわけではありませんが、49kgと50kgとの間を保っています。