糖質制限食ではチーズを食べても大丈夫です。チーズの種類によって多少糖質は違いますが、ほとんど同じです。
種類別のチーズ20g当たりの糖質は以下の通りです。チーズ20gとは6pチーズ1個分くらいの大きさです。数値は「日本食品標準成分表2015」によります。
〇パルメザンチーズの糖質は0.4g
〇エメンタールチーズの糖質は0.3g
〇カテージチーズの糖質は0.4g
〇カマンベールチーズの糖質は0.2g
〇クリームチーズの糖質は0.5g
〇ゴーダチーズの糖質は0.3g
〇チェダーチーズの糖質は0.3g
〇パルメザンチーズの糖質は0.4g
〇ブルーチーズの糖質は0.2g
〇プロセスチーズの糖質は0.3g
〇モッツァレラチーズの糖質は0.8g
ちなみにチーズには食物繊維は入っていませんので、炭水化物の量がそのまま糖質の量になります。
※炭水化物=糖質+食物繊維
糖質制限食でチーズを食べる場合には小腹が空いた時に食べる人が多いですが、カマンベールチーズを100g食べたとしても糖質は2gしかありません。モッツァレラチーズだけは他のチーズと比べて糖質が多いので、食べ過ぎないようにしてください。
もちろん、モッツァレラチーズは他の食品と比べると糖質が少ないですので、あくまでチーズの中では糖質が多いということです。食品100g当たりの糖質が5g以下の場合には「低糖質」と呼ぶことができるのですが、モッツァレラチーズもそれに該当しますので「低糖質」の分類に入ります。
市販のチーズの糖質
〇「雪印の6pチーズ」
18g(1ピース分)当たりの糖質は0.2g
〇「カマンベール入り雪印6pチーズ」
18g(1ピース分)当たりの糖質は0.5g
〇「雪印北海道100 カマンベールチーズ100g」
18g(1ピース分)当たりの糖質は0.1g
[後記]
プロセスチーズとナチュラルチーズの違いを知っていますか?
ナチュラルチーズとは乳を発酵させて固めたもので、これが本来のチーズです。例えばカマンベールチーズ(白カビ)、モッツァレラは聞いたことがあると思いますが、これがナチュラルチーズです。
プロセスチーズはいくつかの種類のナチュラルチーズを熱で溶かして再度固めたものです(加熱処理で菌は死ぬ)。なぜ、こんな面倒なことをするのかと言えばナチュラルチーズは発酵菌が生きているため、発酵が進んで味が変わってしまうからです。「先週買ったチーズと味が違いますけど、なぜですか」なんて苦情が来ないようにするためにです。