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糖質制限食ではジャガイモを食べてもいいの?

 

 糖質制限ではジャガイモを食べることが出来るのか。

 ジャガイモ100g当たりの炭水化物の17.6gです。内訳は糖質16.3g、食物繊維1.3gです(ジャガイモ100gはおおよそMサイズ1個分になります)。

※炭水化物=糖質+食物繊維

 食品100g当たりの糖質が5g以下ですと「低糖質食品」と定義されていますので、これの3倍糖質が多いジャガイモは高糖質食品と言ってもいいでしょう。ですので、ジャガイモを主原料として作られている商品も高糖質食品になります。

例えば
「マックフライポテト(S)」の糖質は25.5g
「マックフライポテト(M)」の糖質は46.4g
「マックフライポテト(L)」の糖質は58.5g

 ポテトと糖質制限食の基準とを比べるといかにポテトの糖質が多いのか分かります。「マックフライポテト(L)」1つで厳しい糖質制限食の1日分の糖質とほぼ同じ。「マックフライポテト(M)」1つで緩い糖質制限食の1食分の糖質上限値(46.6g)とほぼ同じ。

[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)
〇日本人の1日の糖質摂取量は300g前後

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ポテトチップスの炭水化物は

 ついでにポテトチップスの炭水化物を見てみましょう。カルビーの「ポテトチップス うすしお味60g」の炭水化物の量を調べたところ、32.8gでした。

「じゃがりこ サラダ60g」の炭水化物は38.1gです。

 通常のジャガイモの炭水化物は100g当たり17.6gであるのに対して、上記のポテトチップスは60g当たり32.8gと38.1gです。ジャガイモをポテトチップスにするとなぜ炭水化物が増えてしまうのか。ポテトチップスにはジャガイモの他に様々な材料が入っていて、その分の糖質が多いからです。

 以下の原材料は「ポテトチップス うすしお味」のものです

じゃがいも(遺伝子組換えでない)、植物油、食塩(石垣の塩100%使用)、デキストリン、こんぶエキスパウダー、でん粉、調味料(アミノ酸等)

 この中で糖質が含まれているのがジャガイモ、こんぶエキスパウダー、でん粉です。こんぶエキスパウダーの中身は分かりませんが、昆布の他に何かの甘味料が含まれているかもしれません。いずれにせよ、昆布100g当たりの糖質は21.7gと糖質が多いですので、昆布エキスパウダーも糖質が多いです。

 でん粉はもちろん炭水化物の塊ですので、糖質の量はかなり多いです。ジャガイモから作られているでん粉「片栗粉 」の100g当たりの糖質は81.6gです。

 ですので、これらの材料が集まって作られているポテトチップスは糖質が多いですので糖質制限では食べることが出来ません。

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