今回は糖質制限で魚肉ソーセージを食べることができるのかを実際の商品「ホモソーセージ」で調べてみました。スーパーに行けば必ずある「ホモソーセージ」。なんとも怪しげなネーミングですが、「homogenized(均質化された)」の「homo」から「ホモ」と名づけられています。魚肉ソーセージは数種類の魚のすり身を混ぜ合わせているので、「均等に混ぜる」という意味があるそうです。
ホモの由来はどうでもいい話ですが、魚肉ソーセージで一番使われている原材料は当然、魚肉です。ホモソーセージの原材料を見ると「たら、ひめじ、まぐろ、その他」と書いてあります。その他にデンプンなどのつなぎのための材料、砂糖などが入っています。
魚肉(たら、ひめじ、まぐろ、その他)、結着材料(ペースト状小麦たん白、でん粉、豚ゼラチン、粉末状大豆たん白)、豚脂、砂糖、食塩、香味調味料、魚介エキス、野菜エキス、加工デンプン、調味料(アミノ酸等)、スモークフレーバー、香辛料抽出物、赤色106号
一番多く魚肉ソーセージに入っている魚の糖質量は微々たるものです。タラの糖質量は0g、クロマグロの100g当たりの糖質量は0.1g。魚肉ソーセージの原材料の中で糖質が多い材料はデンプンと砂糖です。何のデンプンが使われているか分かりませんが、例えば小麦デンプン100g当たりの糖質量は約85gです。白砂糖は99.2%が糖質です。
ホモソーセージは魚肉が一番多く使われているので、糖質量は少ないように感じますが、1本当たりの炭水化物は11.2gあります。魚肉ソーセージには食物繊維は入っていないので、「炭水化物イコール糖質」です。
※炭水化物=糖質+食物繊維
糖質制限中でのオヤツで考えると1本くらいが限界です。それも緩い糖質制限を実践している人のみです。厳しい糖質制限では1日60gが糖質量の限度なので、1本で11gもある食品は厳しいです。私みたいに1日100gくらいの緩い糖質量の人であればオヤツに1本くらい食べても影響はありません。
ちなみに豚肉を使ったソーセージの糖質量は100g当たり3gです。ホモソーセージの内容量を100gに合わせると糖質量は13.2gありますので、その差は4倍以上。ホモソーセージはオヤツに食べるために多少甘くしているのでしょう。
[参考記事]
「ポッキー1本当たりの糖質量はいくら?糖質制限で食べられるの?」