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糖質制限でカレーは食べていいの?

 

 市販されているカレールウには糖質が多い商品、少ない商品様々ありますので、一概に糖質制限で良いとか悪いとかは言えません。それとカレールーだけを単独で食べる人はいないので、ルーだけの糖質を論じても意味がありません。参考までに温めてすぐに食べられるタイプのカレールウがありますが、「咖喱屋カレー<甘口>」の炭水化物は19.3gあります。その他にも「噂の名店バターチキンカレーお店の中辛」の炭水化物は12gです。

 レトルトカレーには人参や玉ねぎなどの具も入っているので、これだけの糖質量になっているわけですが、カレールウだけの炭水化物はレトルトカレーよりも炭水化物は少ないです。例えば「バーモントカレー 甘口」の炭水化物は一人前8.6 gです。

 なぜ、こんなにも炭水化物が多いのかと言えばスパイスの他に以下のような小麦粉や砂糖などの糖質が多い食材が含まれているからです。

〇小麦粉
〇砂糖
〇はちみつ
〇粉乳小麦粉ルウ
〇ブドウ糖
〇玉ねぎエキス
〇リンゴペースト
〇バナナペースト
〇粉末ソース

 意外なのですが「バーモントカレー 甘口」にはカレーには付きものの香辛料は他の食材と比べて量はそれほど入っていないです。なぜ、そんなことが分かるかと言えば原材料名の一番最後に載っているのが「香辛料抽出物」だからです(原材料名は通常は量が多いものから書いてあります)。

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香辛料って糖質は多いの?

 では本場のインドのようにスパイスだけでカレールウを作る場合はどうなのか。カレーで使われるスパイスはターメリック、唐辛子、フェンネル、ガーリック、コリアンダー、クミンですが、意外と糖質の量は多いです。

例えば
ターメリックは100g当たり約70g
唐辛子は100g当たり約66g
フェンネルは100g当たり約40g
ガーリックは100g当たり約70g
です。

カレーってそもそも

 日本式、インド式どちらにせよ、通常はカレールウをご飯、パン、うどん、ナンのいずれかにかけて食べるわけですから、糖質の量はさらに増えます。ナンもパンもうどんも「小麦粉」を使っているわけですが、小麦粉の7割は糖質です。生の白米も小麦粉と同じくらいの糖質が含まれています。

 大抵は白米の上にカレーを乗せて食べる人が多いですが、150gの白米を食べると55gの糖質を摂ることになります。これに「バーモントカレー 甘口」を乗せたとすると合計で約63gくらいの糖質量になります。

 さらに忘れてはいけないのがカレーに入れる具材です。通常はジャガイモ、ニンジン、玉ねぎを入れますが、ジャガイモは糖質が多いので糖質制限食ではNGです。ニンジン、玉ねぎも糖質が多いですが、糖質制限では「控えめであればOK」という食材です。

具体的には中くらいのジャガイモ1個の糖質は約18g
ニンジン1本の糖質が約8g
玉ねぎ1個の糖質が約13g

 ですので、結論としては糖質制限をするのであればカレーはなるべく食べない方がいいです。

参考までの牛丼チェーンで食べることが出来るカレーの炭水化物を見てみると

[なか卯]
和風カツカレー 大盛
炭水化物157.47g

[吉野家]
旨辛カレー 大盛
炭水化物140.5g

[松屋]
オリジナルカレー 大盛
炭水化物153.7g

 どの会社もカレーの糖質は多いですね。糖質制限食の基準は以下の通りですので、カレー1食で糖質制限食の1日の基準はオーバーしてしまいます。

[糖質制限食の基準]
〇厳しい糖質制限の1日の糖質摂取量は60g以下(1食20g以下)
〇緩い糖質制限の1日の糖質摂取量は70gから140g(1食23.3gから46.6g)
〇日本人の1日の糖質摂取量は300g前後

[参考記事]
「糖質制限でヨーグルトは食べても大丈夫?」

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