この記事は53才の男性に書いていただきました。
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私は45才から糖質制限(炭水化物制限)を行なっています。結果として92kgあった体重が82kgにまで落ちました。この減量中には、母の死に直面したことによるショックによる体重減もありましたが、ほとんどが糖質制限食によるものです。
糖質制限を始めるきっかけは、以前より仕事場でも家でも何となくフラフラする感じがあったことです。しかし、いつもの事なのでそのままにしていました。ところが、ある日、仕事場で急に胸が苦しくなり、座り込むことがありました。その時には深呼吸をして落ち着きましたが、その日の夜の睡眠中、喉が渇いたため水を飲むため起きた時、また、息苦しくなって立っていられなくなりました。
その夜は寝るのが怖くて朝まで起きたままでしたが、次の日は会社を休んで病院に行く事にしました。その結果、血圧が下が145、上が180と異常に高く、医者から「いつあの世に行ってもおかしくない」と言われました。
医者から「薬の服用をしながら、今ある体重から10kg痩せなさい」と言われ、その方法として炭水化物の制限と運動を提言されました。提言の中身は「全体の食事の量とお米の量を極力減らす事、早歩き程度の運動を毎日15分しなさい。しかし、極端に無理はしない事」と言われました。
言われるように、3食のお米の量を茶碗大盛から半分の量にしました。食事の量は店で出される定食の量の8割程度です。そして、寝る前に間食としてお菓子を食べていましたがそれを止めました。
ちなみに3食のメニューは
〇朝食はお米小盛り、味噌汁、及び1品(卵焼き、ハンバーグ、煮豆など)
〇昼食は会社の食堂で定食(カロリーは定食に着けられたメモで600カロリー程度のもの。ライスは小に変更)
〇夕食はお米小盛り、小鉢(冷ややっこ、きんぴらごぼう、サラダなど)、一品(魚、野菜炒め。肉は1か月に数回と極力制限)
糖質制限の結果は
その結果体重は、1か月で5kg(92kg→87kg)減りました。ただ、その後は、半年たっても87kgを±2kgで行ったり来たりして、それ以上体重が減らなかったのですが、血圧は、下が135、上が150と効果がありました。フラフラ感は相変わらずありましたが、極端に急に息苦しくなることは無くなりました。
月に1回薬をもらいながら、医者からアドバイスを受けていたので、「血圧低下の効果は、糖質制限ですか、薬ですか」と聞くと医師は「両方です。どちらが欠けても効果はありませんと言われました」と答えました。私は個人的には薬よりも痩せたことが血圧低下に影響したのではないかと考えています。
医師にさらなる体重の低減の方法を伺うと「まず無理をしない事が大事で急に無理をすると他の病気になったり、リバウンドをする場合があるので、確実に減らしていくように」とのこと。
そして、運動を確実に取り入れるようにアドバイスを受けました。「早歩き程度の運動を毎日15分しなさい」と言われていましたが、それを無視して運動は全くしていませんでした。
そこでラジオ体操もどきを自分でアレンジして10分、そして早歩きやジョギングを20分行いました。食事内容は全く変わっていませんでしたが、結果1か月で、更に、2kg(87kg→85kg)減りました。
その後、母が、急遽亡くなりそのショックで2週間何を食べたかも分からないまま実家で過ごしました。2週間後気持ちがやや落ち着いてきたので、実家から家に帰ると体は軽くなった気がしていましたが、筋肉はやせて節々が痛く疲労感が強くて歩くのもやっとでした。
ふと体重を図ると78kgになっており、7kg減っていました。しかしながら、これは食事や運動で健康的に痩せた結果ではないので風邪を引きやすくなり、体力を取り戻すため以前の糖質制限の食事を食べ始めました。すると体重は82kgになりました。その後は運動と糖質制限食を続けていますが、82kgをキープしています。血圧は、下88、上135までになっています。