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50歳から始めた糖質制限。27kgの減量に成功し、アレルギーが治った

この記事は50代の男性に書いていただきました。糖質制限で27kgの減量に成功した体験談です。

……..

 糖質制限。まさに私はこれで人生が変わりました。50歳になった私が27kgの減量に成功し,しかも以前よりも健康になったのです。気持ちもずっと元気になり,毎日仕事に,趣味にと楽しく生活を送っています。

 途中で挫折することなく。現在でも最適な体重を維持していますが,どうしてそんなことが可能だったのかをお話しましょう。長文になりますが,最後までお付き合いください。

 5年前,私は身長165センチにして体重が84キロあり,既製服はかなり太めのものを,袖や裾を短くして着ていました。それでも股ズレでだめにしたズボンは数知れず…このまま90kg台に突入するのかな,なんてのんきに思っていました。まったく自分の外見などは気にしなくないというか,ほとんどあきらめに近かったと思います。

 炭水化物が大好きの私は,一日3食をしっかりと食べていましたが,妻の弁当を食べたあともパンを買うという毎日があたり前でした。それどころか,仕事が早く終わった日はラーメン店に立ち寄り,ラーメンにチャーハン,餃子もつけて,満腹感に浸っていました。

 そんな私でも気になることがありました。祖父も父も糖尿病を患っており,別の病状で入院した母親も糖尿病の診断を下されていたのです。

「このままでは自分も確実に糖尿になる!」

 間食を制限したり,運動をするなど,生活習慣の改善の必要性を感じていました。しかし,それでもその不安を行動に移すことができず,乱れた食生活を続けていました。

 それがある時,意志の弱い私にとって,決定的なできごとがありました。5年前の1月,上の娘が就職活動,下の娘が受験勉強を始めようとしていました。

「二人ともがんばれ。応援するぞ」とエールを送り,盛り上がっていたその時でした。

「お父さんは何かがんばるの?」娘たちの鋭い一言。

「そうだな…お父さんは…ダイエットをしよう!」とっさにそう答えました。一瞬,背筋が凍るようでした。言ってしまった以上,やるしかない。ささやかな父親のプライドを守るために。

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さて,どうしよう?

 まともにスポーツをやったことのない私が,ジョギングやジム通いをしても続くはずがありません。学校で一番嫌いな行事が運動会だったのですから。ならば食事制限をするしかありません。とにかく食べる量を減らして,低カロリーな食生活を送ろうと思いました。

 さっそく妻に相談をしました。朝晩の食事や昼のお弁当の量を減らすのが一番手っ取り早いからです。でも,答えはノーでした。

「体を壊したらどうするの?」

 当然といえば当然ですね。家族の健康を考えてくれている妻に感謝です。

 私の孤独な戦いが始まりました。妻の目を盗んでダイエットするなら,間食はもちろん,お昼の弁当を抜く以外にありません。弁当も間食も食べない生活がなんとか2か月ほど続きました。とにかく日中の空腹に耐えるのが苦しくて,精神的に大変さびしい思いになりました。あの頃の私は元気がなくて,いつも理由のない不安のようなモヤモヤが心の中にありました。食べる分量を極端に減らすのはやはり,体にも心にもよくありません。

「何か方法があるはず。食べていいものとそうでないものがあるはず」

 私はそう考えて,本を何冊か読んでみました。その中で「これだ!」と思ったのが,糖質制限に関するものでした。

「糖質制限でたくさん食べて健康的なダイエット」
「糖質を含まない肉や魚,卵やチーズはたくさん食べてもかまわない」
「カロリー計算は不要」
「糖質を摂らなければ,糖尿病になるわけがない」
「がん細胞の栄養はブドウ糖」

 そういったことがとても理論的に書かれていて,まさに目からウロコでした。これまで常識だと思っていたことが根底からくつがえりました。これなら食いしん坊で意思の弱い私でもできそうです。とりあえず,コメや麺類,イモ類や菓子類など,炭水化物や甘いものを制限してみることにしました。

 炭水化物と糖質はイコールではありませんが,あまり厳密に考えない方が続けやすいと思いました。

※炭水化物=糖質+食物

 妻も最初はしぶしぶでしたが協力してくれることになり,朝昼晩と,まったくコメを口にしなくなりました。そのかわり,もうお腹いっぱいと言うまで冷蔵庫の中のものを出して食べさせようとします(笑)

主食を抜くだけ

 基本的にはお米、パン、麺類などの炭水化物系の主食を抜くだけです。妻がたくさんおかずを作るので,慢性的な空腹感は皆無です。慣れればまったく苦しくはありません。

 今日一日食べたものは以下のとおりです。
(朝)
煮物(にんじん,だいこん,昆布)
金時草の酢の物
卵焼き
味噌汁
りんご2切れ

(昼)
卵焼き
塩ゆで(ブロッコリー,人参,えんどう豆)
炒め物(牛肉,キャベツ,しいたけ)
果物等(プチトマト1個,りんご2切れ半)

(夜)
焼酎お湯割り2杯
手ちぎりキャベツとプチトマト2個 (焼酎のつまみ)
サンマ一尾
煮物(だいこん,にんじん,さつまいも,高野豆腐,いんげん豆)
鶏肉の茹でたもの2キレ(多分家族の昼食の残り)

 夜は冷蔵庫の残り物がもういいと言うまでどんどん出てきます(汗)

 魚、肉、卵をバランスよく食べ、野菜も決して忘れません。お酒は焼酎やウィスキーなどの蒸留酒であれば糖質を含まないので普通に飲んでいました。

大幅な体重減

 糖質制限でダイエットが成功しただけでなく,いいことずくめだったのです。職場の健康診断では,体重が57kgまで落ちていました。なんと27kg減です!

 担当の医師から褒められただけでなく,健康年齢5段階のうち,一番若いという結果をもらいました。

 体が軽くなり,今まで着ていた服がどんどんゆるくなっていきました。既製服はサイズを直さなくても着れるようになりました。自分では意識していませんでしたが,近所のよく知る方から人違いをされるほどでした。

アレルギーが治った

 また,糖質制限生活を始めてから,なんとアレルギーが治りました。18歳のころに「人口蕁麻疹」と診断されてから30年以上,全身のかゆみ,腫れ,痛みを抑えるため,飲み薬を服用していました。

 それがいつの間にか治っていたのです。糖質制限生活の最大の収穫と言ってもいいです。これについてはまた機会があればお話しますね。

 私が糖質制限を始めたきっかけは,父親のプライドをかけた娘たちとの約束でした。それが5年たった今でも続いているのは,これまでお話したように,いいことばかりの連続だったからです。

糖質制限での心がけ

 また,ストイックにならず,体重をあまり気にしなかったのも良かったと思います。ほとんど体重計に乗っていませんが,この3年間は60kg,健康年齢は5段階で最も若いという評価をキープしています。

 週末はがんばったご褒美として,甘いものや炭水化物を食べてもいいと自分で決めています。週末食べても,平日にはもとに戻しますから大丈夫なんです。そうしてストレスのない食生活を送っています。

 糖質制限は,まず一日一食だけごはんやパンを抜くという,緩やかなやり方から無理なく始められますので,オススメです。糖尿病やガンに負けない体づくりができると思います。

 今後は少し筋トレをして,細マッチョ体型を目指そうかな?(笑)

[参考記事]
「糖質制限2ヶ月で83kgから16kg痩せて、彼氏ができました」

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