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肥満の小学生の息子が実践した簡単な糖質制限。10ヶ月で12キロ減

 

 この記事は40代の女性に書いていただきました。小学生の時期は伸び盛りということもあり非常に緩い糖質制限でしたが、10ヶ月で12キロも痩せたのはスゴイです。

…………….

 「このままだとこの子は肥満で病気になりますよ」

 風邪をひいた息子の診察で訪れた病院で、薬を貰う為に身長と体重を測った時、病院の先生からこう言われてしまいました。当時、息子は小学6年生になったばかりの11歳。食べる事が大好きで、運動音痴の運動嫌い、出来れば家にずっと籠りたいタイプでした。中学に上がる前になんとかしないと…小学6年生になったばかりの四月、親子二人三脚のダイエットが始まりました。

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我慢するのは「お代わり」だけ

 食べる事が好きな子供に食事制限させるのは相当無理がありました。何せ小学生の食べ盛りの男の子、元々が太っているからと容姿を気にすることもないので、絶対自分では気をつけない。でも、私達夫婦は共働きで家におらず、カロリー計算された食事を作るのも難しい。そこで、様々なダイエット方法を調べて、自分達でも出来そうな糖質制限のダイエットプランを立てることにしました。

プラン1 家でも給食でもご飯(お米)のお代わりだけ禁止。おかずは好きなだけ食べていい。

プラン2 おやつはお母さんが用意したものを食べる(私が把握するため)。

プラン3 毎日お風呂に入る前に体重を図り、お母さんに報告する。

 ダイエット開始時、息子は身長150センチ、体重65キロでした。朝も食べたり食べなかったり、親の帰宅に合わせて夕飯が遅かったりしたのが、肥満予備軍になった原因の一つだったかも知れません。なので、ダイエット開始後は以下のように食生活を変えて行きました。

朝食 : 納豆ご飯をお茶碗一杯。どうしても食べられない時にはリンゴ半分と牛乳。

昼食 : 平日は給食。ご飯(お米)のお代わりだけしないこと。休日は手作りで野菜を多く使ったメニュー。例えば、お好み焼きをするのなら、関西風よりもキャベツたっぷりの広島風など。

夕食 : 帰宅の遅い父親は待たず、遅くても8時には晩御飯にすること。ご飯のお代わりは出来ないが、おかずはお腹いっぱい食べていい。野菜スープや豚汁など、野菜を沢山食べられる汁物を必ず作るようにする。

 実は一番気を配ったのは「子供がダイエットしていると感じないようにする」という点でした。意識し過ぎてダイエットが苦痛になり、途中で諦めるのを防ぐ為です。唯一本人に頑張って貰ったのは、「体重計に乗って記録すること」だけでした。その日の体重を報告して貰い、1ヶ月で1キロ減を目安に、減り過ぎたら維持、増えたら少し頑張ってもらうなど親がコントロールしながら、続ける事を一番の目標にしました。

コツコツ続けてマイナス12キロ達成!

 小学生だったこともあり、一般的な糖質制限ダイエットからするとかなりユルユルなダイエットでしたが、おかげで子供が途中で投げ出すことはありませんでした。禁止事項にしたのは「ご飯のお代わり」だけだったのですが、毎日体重を測るうちに少しでも減っていると本人が喜び出し、後半には自らおやつを我慢するように。

 そのお陰で、ダイエット開始から10ヶ月後の翌年2月、身長160センチ、体重は65キロから53キロになり、12キロ減という理想的な結果を手に入れました。この間、10センチ身長が伸びたことを考えると実質12キロ減以上の結果だと言えるかもしれません。

 晴れて中学校の制服は標準体型で揃える事が出来ました。小学校の卒業アルバムの写真とは似ても似つかない息子の姿に担任の先生は大慌てしたそうで、「え?!どうしたの?!何があったの?!」と言われた息子は、「一年掛けてダイエット頑張りました!」と自慢してきたそうです。自信がつき、身体だけではなく心も軽くなった嬉しい結果でした。

成功要因とデメリット

 糖質制限ダイエットが成功した要因は、「途中でやめなかったこと」と「子供にダイエットを意識させなかった」ことの二つが大きいと思います。ダイエットにはリバウンドがつきものですが、体重を毎日測る事で増え幅が小さいうちにほんの少しの我慢(一日だけおやつを我慢するなど)をして貰って抑えることが出来ました。一ヶ月で一キロ減ったら目標達成、一キロ以上減ったら欲張らずに維持する方向で、というスタイルを繰り返したので、子供も食べられないストレスはなかったように思います。

 ただ、なまじ意識をさせないようにしていたばかりに、お盆や年末年始にしか会えない祖父母が用意するお菓子やご馳走を平らげてしまわないように親がコントロールしてあげないといけないのが面倒でした。思いつくデメリットはそのくらいで、それを大きく上回る結果に大満足です。

 現在高校生になった息子ですが、今では自分で少し気をつけたいと思う時には糖質制限でコントロールしています。基本的には「お米の摂取量を減らすだけ」なので、学校や外出先でもやりやすいようです。とても緩い糖質制限ですが、ゆっくりじっくり続けられるダイエットなので、小学生のお子さんが肥満である場合には、この方法を一度試してみてはいかがでしょうか。

[参考記事]
「夫婦で挑んだ3ヶ月の糖質制限ダイエットでそれぞれ4キロ減」

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