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カカオ95%チョコレートは糖質制限のおやつに食べても大丈夫?

 

 糖質制限食は「糖質を制限する食事」ですので、通常のチョコレートはもちろんダメです。文部科学省から出されている「日本食品標準成分表」によると以下の通りです。ちなみに明治の板チョコ「明治ミルクチョコレート(50g)」の糖質量は25.9gです。

●ホワイトチョコレート100g当たりの糖質量は50.3g
●ミルクチョコレート100g当たりの糖質量は51.9g
●アーモンドチョコレート100g当たりの糖質量は37.2g

 どの種類のチョコレートも糖質制限では到底無理です。緩い糖質制限の1日の糖質上限値が140gですので、1食にすると46gです。これをチョコレート1枚で軽く超えてしまうのです。もちろん、糖質制限値の範囲以内で抑えたとしても、栄養の観点からチョコレートだけというのは良くありません。食べるにしてもおやつで食べるべきです。

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チョコレート効果 カカオ95%

 最近ではカカオの比率が多いチョコレートが発売されています。今回、私が買ってきたチョコレートは「チョコレート効果 カカオ95%」です。これはもちろん、カカオの成分が全原材料に対して95%入っているということです。

 「チョコレート効果 カカオ95%」の糖質量を見る前に、カカオ自体の糖質量を確認しましょう。私が普段使っているココアの糖質量は5g当たり0.8gです(1杯分)。これはブラックコーヒー1杯分の糖質量とほぼ同じです。食物繊維が含まれているので、私はココアの方が好きです(コーヒーの抽出液には食物繊維は含まれていません)。

 「チョコレート効果 カカオ95%」の糖質量を見るとなんと1箱で7gしか糖質が含まれていません。しかも、食物繊維が10gも含まれています。食物繊維の方が糖質よりも多いことになります。食物繊維は成人では20gくらい摂ることが推奨されていますが、この目標値に達している人は少ないのが現実です。これ1箱で目標値の半分が摂れてしまうのは魅力です。

 この「チョコレート効果 カカオ95%」は小さいチョコレートが12個入っています。1箱で7gの糖質が入っていますので、1つ当たり0.58gです。

 糖尿病の専門医 山田悟先生の糖質制限についてはこのサイトで何度も取り上げていますが、基準は以下の通りです。山田先生は緩い糖質制限を推奨しているので、おやつに10g程度の糖質を摂ることを許しています。もちろん、1日の糖質量130gを超えてはいけません。

[山田悟先生の糖質制限食の基準]
〇3食の食事で糖質60gから120g、オヤツで10g
合計70gから130g

 おやつに糖質量10gがOKですので、「チョコレート効果 カカオ95%」を1箱いけちゃいます。しかし、私は試しに12個食べようとしましたが、全てを食べることはできませんでした。

 理由は「カカオ95%のチョコレートはもはやチョコレートではなく、ココアそのもの」だからです。つまり、チョコレートを食べている気が全くしません。純ココアを固めて食べているような錯覚を覚えました。ですので、正直、普通のココアを飲んでいた方がいいです。

 やはり、チョコレートは甘くなければ美味しくないってことでしょうか。好みはありますが、私はそう感じました。味はともかくとして、糖質制限のおやつとして食べるには問題ありませんので、一度試してみるといいですよ。

[参考記事]
「糖質制限を実践中でも食べられるラーメン」

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